一般財団法人水戸東武館創設150周年記念式典が開催されました。


水戸東武館は明治7年の創設以来、弘道館の文武不岐の精神を受け継ぎ、剣道、なぎなた、居合道を通して日本の伝統文化の保存継承、競技技術の向上、スポーツ振興、青少年の健全育成、地域振興など、多方面にわたってご尽力いただいております。


様々な社会貢献を行いながら順調に発展されてきましたことは、岡田広理事長や小澤智館長はじめ、150年間にわたり関わってくださった先人の皆様のご努力の賜物であり、心から敬意と感謝の意を表します。


東武館の道場と正門附塀は水戸の有形文化財に、北辰一刀流と新田宮流抜刀術は水戸の無形文化財に、それぞれ指定されており、水戸の歴史まちづくりに付加価値をもたらしてくださっています。


また60年以上にわたり、毎年水戸で開催されている水戸東武館主催の少年剣道大会は、全国の小学生剣士が目標とする憧れの大会でもあります。


勝ち負けだけではなく、剣道を通して礼儀や相手を思いやる心が育まれ、心身ともに青少年の健全育成が図られています。


選手や保護者など約4000人が水戸にお越しくださることから、観光振興や地域経済の活性化にもつながっています。


水戸東武館は水戸市の宝であり、誇りでもあります。


創設150周年は通過点に過ぎません。


関係者の皆様には、これまでの歴史や伝統を重んじながら、更なる200年、300年を目指して水戸東武館を次世代に継承していただきたくご期待申し上げます。


水戸東武館の益々のご発展をお祈り申し上げます。