いばらき消防指令センター会長訓示を行いました。

いばらき消防指令センターは、平成28年6月の消防救急無線のデジタル化に併せ、茨城県内21消防本部(34市町)によるデジタル無線の共同整備及び県内20消防本部(33市町)による消防指令業務の共同運用を行っております。

その運営は茨城消防救急無線・指令センター運営協議会が担っており、私が会長を務めていることから、新年度のこの時期に毎年訓示を行なっています。

令和5年度の119番通報は14万7千件を超え、過去最大となりました。

今後高齢化のさらなる進展、災害リスクの高まり、熱中症の増加など、救急や消防への需要増が見込まれることから、しっかりと備えておかなければなりません。

これまで各消防本部から派遣されている職員の弛まぬ研究研鑽により、現在まで迅速かつ適切適確な消防救急業務が行われています。

県民の皆様は救急車や消防車が迅速かつ確実に到着するのは「当たり前」のことと感じていると思います。

もちろんその通りで、ミスなく業務を遂行し、県民の皆様の生命と財産を守っていくことが私たちの責任と役割です。

しかしその「当たり前」を作り上げるには、常日頃の厳しい訓練、マニュアルの点検、作業手順の確認、職員同士のチームワークなど、高いレベルでの技術力の向上、そして常に緊張感の中での取り組みがあってのことと、ご理解いただければ幸いです。

県民の皆様が119番通報をすれば水戸市内原町の指令センターで受信します。

そこから茨城県内管轄区域どこへも確実に救急車や消防車を出動させる仕組みを有しています。

しかしいくら機械力が向上しても、最終的にその機械を操作するのは人間力です。


崇高な責任感と正義感をもって、その業務にあたっているのがいばらき消防指令センター職員です。


今後とも職員のスキルアップを図り、県民の皆様の安心と安全の付託にしっかりお応えしてまいります。

いばらき消防指令センタへのご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。