昭和天皇ゆかりの桜植樹祭・記念碑建立除幕式典が開催されました。
昭和天皇が皇太子であった20歳のとき摂政宮となられ、台湾を行啓されました。
そのときに台北において桜をお手植えになられました。
そしてこれらの桜は台湾国民によって大切に守られてきました。
令和という新しい時代を迎えるにあたって、台湾財政文化界の有志が日台友好桜里帰り文化交流会を設立し、昭和天皇ゆかりの桜を里帰りさせる運動を始めました。
桜は元の桜から分枝させ、苗木を作る方法でDNAを継承させています。
この運動で生まれた第1号の桜は、令和3年4月に皇居北の丸公園に植えられました。
この度2番目の候補地として水戸市酒門町の善重寺が選ばれ、植樹が実現しました。
善重寺は徳川光圀公ゆかりの歴史ある寺で、国重要文化財ある聖徳太子立像を所有していることは有名です。
植樹祭と記念碑建立除幕式典には、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表がお越しくださり、植樹と除幕も行なっていただきました。
記念碑は謝代表が揮毫したものです。
謝代表は京都大学で博士号を取得しており、日本語も流暢にお話しされます。
水戸市は梅ばかりではなく、桜の名所も多くあり、桜の里づくりにも取り組んでいます。
水戸市に日本で第2号となる昭和天皇ゆかりの桜が植樹されたことは、桜の里づくりのブランド力も高まります。
昭和天皇ゆかりの桜が、水戸市の発展とともに、大きく成長し、人々に希望を与える存在になることを願っております。
ご尽力いただいた藤本貫大住職をはじめ、すべての関係者の皆様に心から敬意と感謝の意を表します。