私の住む町内会には初人足という伝統行事があります。


毎年1月最終日曜日の朝に集まり、田んぼ脇の畦道等に火をつけて害虫駆除を行う行事です。


特徴があるのが火をつける道具です。


タオルを丸め廃油を染み込ませたものを棒と針金で吊るし、釣竿のような形にします。


それに火をつけ、火の玉状にしたものを枯草に落とし、燃やしていくのです。


近年はホームセンターでバーナー等が手軽に入手することができることから、作業風景も様変わりしています。


私はバーベキュー用のバーナーを持って行ったのですが、これでは火力が弱く、作業に手間取りました。


来年はもっと大型のバーナーを持って参加しようと思います。


さてこの行事は田植え準備を前にした害虫駆除を目的としていますが、地域コミュニティの意味もあります。


私も久々にお会いした町内会の方々と作業をしながら、様々な話題に触れさせていただきました。


私にとっては情報収集や意見聴取の場でもあります。


今後とも忙しい中にあっても、出来るだけ時間をつくって町内会の行事にも参加し、交流を深めていきたいと思います。


なお野焼きは原則禁止されていますが、おそらく100年以上前から続く伝統行事であることから、消防署に実施する旨の連絡を入れさせていただき、火災等には十分注意をしながら実施している旨役員さんから伺っております。


一方時代の変化とともに、周辺環境への配慮方法など、やり方を見直す必要もあるのかもしれません。