石垣市における観光振興及び防災対策に関する視察を行いました。


石垣市役所において、まずは観光政策の担当者からご説明をいただきました。


観光立市を目指す石垣市では年間約147万人の観光客が訪れ、約977億円の観光収入を得ています。


一人当たりの客単価は約10万円で、平均で2.8泊されるそうです。


やはり、いかに宿泊していただくかが、客単価を上げるカギとなっています。


そのために恵まれた自然環境や美しい星空などの地域資源を生かした取り組みなど、通年型の観光地づくりが進められています。


人口5万人のまちとは思えない都市機能が整備されているのも、観光地としての特徴だと感じました。


次に防災の担当者からご説明をいただきました。


防災については、地域的に台風の頻度が高いことから、行政はもちろん、住民の防災意識が大変高く、自助、共助、公助の仕組みがしっかり整えられています。


情報発信体制についても、様々な媒体を活用したきめ細やかな手法が構築されています。


備蓄体制もしっかり整備されており、備蓄品の入れ替えも無駄が出ないよう工夫されています。


近年は沖縄地方に限らず、台風や集中豪雨への備えは、日本国中がレベルを上げていかなければなりません。


そのような中、頻繁に襲来する台風対策を長年にわたり実施してきた石垣市の取り組みは大変参考になります。


今後とも先進事例の調査研究を通して、学んだ成果を市政運営に活かし、市民生活の安心安全につなげていきたいと思います。


なお両担当者からの説明終了後、石垣市の中山義隆市長かご挨拶をいただき、懇談させていただきました。


今日も有意義な視察を行うことができました。