城里町の古内茶生産組合の大坪薫組合長と一丸大地さんが古内茶や初音茶の紹介を兼ねて表敬訪問してくださいました。


ちなみに一丸大地さんは東京からの移住者で、古内茶のポテンシャルをさらに伸ばしていきたいと、栽培を始めたそうです。


古内茶は徳川光圀公ゆかりのお茶で、特に初音茶は光圀公が愛したお茶として組合員の皆様によって再現の努力が続けられています。


栽培は少量なため、まだ広く流通はいたしていませんが、組合員の皆様によって大切に守られています。


今日はその貴重な初音茶をご寄贈いただきました。


歴史のある古内茶ですが、今後は後継者育成が課題となっているそうで、一丸さんのような若手がお茶栽培の魅力を感じていただければ嬉しいです。


皆様、地元の銘茶、古内茶を是非ご賞味くださいませ。


以下古内茶の説明について城里町商工会のホームページより転写します。


「城里町常北地区の西部から東部を横断するように流れる藤井川。古内地区には、この清流に沿うように茶畑が広がっています。城里町が誇る特産品のひとつ古内茶は、奥久慈茶・猿島茶と並んで茨城三大銘茶に数えられています。かつて、水戸黄門の名で知られる徳川光圀公がその味に感嘆し、詩を詠まれたという話が残っています。そのとき、光圀公はこのお茶を「初音」という名で呼ぶことをすすめたそうです。このお茶は当時、清音寺の境内だけに栽培するきまりがありました。しかし、「多くの人にこのおいしいお茶を飲んでもらった方が良い」という光圀公のすすめで、古内地区一帯で広く栽培されるようになり、このあたりの特産物となったのです。光圀公が命名した茶「初音」の母木は今でも寺の境内に残っています。」