ベトナム「地方都市の若手リーダーに対する研修プロジェクト」が水戸市で開催され、20名のベトナム人研修生を前に地方自治体のリーダーシップについて講話を行いました。


ベトナムの地方都市の持続的な成長のためには、都市計画・管理、都市化に伴う課題への対応(住宅、環境、廃棄物)、投資・産業誘致及び管理、社会福祉等への対応が喫緊の課題となっています。


これら課題に対し、明確なビジョンを持って総合的な観点から都市の発展を計画し、対応できるリーダーが求められています。


本プロジェクトでは、ベトナムからの要請を受けて、ベトナム地方リーダーへの訪日研修を通して、日本の地方都市の強み(まちづくり、都市運営、行財政制度、福祉政策)について学ぶ機会を提供し、リーダー育成に貢献することを目的としています。


窓口のひとつが明治大学となっていることから、OBである私へ打診があり、水戸での研修が実現しました。


私からは令和元年台風19号の対応を事例にあげ、危機管理におけるリーダーシップについて、私の体験談を交えてお話しさせていただきました。


その後、水戸市の人口減少対策、環境政策、産業振興、農業支援等について意見交換を行いました。


その他、担当課より総合計画や都市計画についてご説明申し上げ、弘道館や新市民会館をご視察いただきました。


明日は明利酒類と新清掃施設「えこみっと」をご視察いただきます。


水戸での研修体験が少しでも参考になり、ベトナムの地方都市の行政運営に良き影響がもたらされることを願っております。


研修生の皆様のご活躍をお祈り申し上げます。