敦賀松原神社例大祭神事が催行されました。
松原神社は天狗党武田耕雲斎先生以下水戸烈士411柱が祀られている神社です。
元治元年武田耕雲斎先生を総大将とする天狗党一行は、尊王攘夷の志を訴えるため一橋慶喜公を頼りに京を目指し行軍しました。
しかしその思いを遂げることなく、敦賀の地で非業の最期を迎えました。
そして敦賀市の人々によって手厚く弔われ、以来今日まで敦賀水戸烈士遺徳顕彰会はじめ、関係者の皆様によって顕彰されてきました。
松原神社例大祭は水戸烈士の遺徳を偲ぶ墓前祭で、毎年10月10日に催行されます。
新型コロナの影響で2年間中止や縮小を余儀なくされましたが、今年は参加人数を制限して神事のみ執り行われました。
神事終了後、松原神社の向側にある武田耕雲斎先生の墓前に手を合わせ、ご冥福をお祈りいたしました。
遠く離れた敦賀の地で160年近く水戸烈士が顕彰されてきたことは、敦賀の皆様のご厚情の賜物であり、心から感謝申し上げます。
この歴史的つながりを大切に、両市の交流を一層深めていきたいと思います。
敦賀市の渕上隆信市長様をはじめ、敦賀市の皆様、ありがとうございました。
貴市の益々のご発展をお祈り申し上げます。