本日3月11日、東日本大震災から11年目の日を迎えました。

水戸市においては、特に追悼式典等は実施いたしませんでしたが、あの震災を忘れることなく、私は午後2時46分に静かに黙祷を捧げました。

犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、今なお避難生活を余儀なくされている皆様に心からお見舞い申し上げ、一日も早く元の生活に戻れる日が来ることを祈っております。

水戸市においても大きな被害を受けましたが、市民の皆様のご協力をいただきながら、市役所職員も懸命な努力をし、早期の復旧復興を成し得ることができました。

一方震災の反省点や教訓を生かし、様々な防災減災の取り組みを進めてまいりました。

市有施設の耐震化、情報連絡体制の強化、避難所の機能強化、備蓄物資の充実、水や電気等のライフラインのバックアップ体制強化、民間団体や事業所との災害時応援協定締結、地域防災力強化、避難訓練の内容や手法の充実、地域防災リーダー育成、那珂川の築堤整備、ハザードマップの改訂、マイタイムライン作成支援、市街地の雨水排水対策、原子力安全対策、広域避難計画策定着手など、多くの課題解決に向けて努力してまいりました。

しかし水戸市においては、今後30年以内に震度6弱以上の地震が起こる可能性が80%を超えると言われております。

また気候変動により台風の大型化、災害の激甚化が叫ばれています。

災害は起こるものと認識し、あらゆる事象に対して想定内として対応できるように、万全な準備をしていかなければなりません。

さらなる防災減災の取り組みの深化を図ってまいります。

そして、どのような災害であっても過大評価せず、過小評価もせず、適切に判断し行動していただけるよう市民の皆様の防災意識の高揚にも努めてまいりたいと考えております。

東日本大地震から11年目を迎えた本日、改めて自分自身の決意を確認した次第です。

引き続き皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。