【新型コロナ対応等についての水戸市長メッセージ(令和4年1月25日)】


市民の皆さまへ


◯新型コロナの感染拡大への対応

現在、感染力の強いオミクロン株の影響により、国内の新規感染者数が過去最多を日々更新し続けるなど、第6波が本格化しています。

本市においても、家庭内や職場、知人など、身近な場所での感染が急拡大し、特に、保育や教育現場での感染が顕著となっており、濃厚接触者も増大しています。

市保健所の体制を強化し、懸命に対応しておりますが、これまでどおりの検査や調査を行うことは、保健所業務を停滞させます。

したがいまして、オミクロン株に対応し、市民の命と健康を守るため、当面の間、保健所活動の重点化を図ることとしました。

具体的には、濃厚接触者の調査については、県の方針である同居家族の調査のほか、市独自の取組として、感染リスクが高く、クラスター化のおそれがある医療機関、福祉施設、保育所や幼稚園などの案件の調査に重点的に対応してまいります。保健所の調査が実施されない事業所や施設等の皆さまにおかれましては、濃厚接触者と考えられる方を判断していただき,自宅待機を行うなどの対策を講じるようお願いいたします。


新型コロナウイルス感染症に係る積極的疫学調査における重点的な対応については次の水戸市ホームページをご覧ください。


◯市立小中学校、義務教育学校への対応

市立小中学校義務教育学校において陽性者が発生した場合は、保健所の調査を行わず、陽性者が在籍する学級を学級閉鎖とし、児童生徒は10日間の自宅待機といたします。

学校においては、オンライン授業や学習計画に基づいたプリント授業を実施し、学習に遅れが生じないよう取り組んでいきます。自宅待機中の児童生徒の不安解消に向けては、行政と学校が連携し、必要な支援を進めます。また、部活動は中止とし、スポーツ少年団活動についても自粛することとしております。保護者や関係者の皆さまには、何卒、御理解と御協力をお願いいたします。

県立高校の受検を控える中学3年生が濃厚接触者となった場合でも、保健所設置自治体の強みを活かし、優先して検査を実施することで受検の機会を確保するなど、受験生をしっかりと支援してまいります。


◯ワクチン追加接種など、感染症対策の徹底を

感染の波を抑えるためには、ワクチンの3回目接種の早期完了が重要であり、本市においては、早期接種に向け、前倒しで接種できる体制の整備に努めています。

ファイザー社製の希望が多く、モデルナ社製の接種会場は空きが目立っていますが、1・2回目にファイザー社ワクチンを接種した方でも、モデルナ社ワクチンを安心して接種いただけます。自分や大切な方々を守るためにも、ワクチンの種類にこだわらず、早期接種への御協力をお願いいたします。

感染力が強いとされるオミクロン株に対しても、「マスクの着用」、「手洗い・うがい」「消毒」など、基本的な感染対策が大変有効です。「3密の回避」、「換気」などの新しい生活様式の徹底や、感染リスクの高い場所への移動の自粛、体調不良時は外出を控えるなど、一人一人の地道な取組が感染拡大防止の大きな原動力となります。

市民の皆さまにおかれましては、第6波を出来るだけ早く終わらせるため、さらなる感染防止の意識と行動を実践していただき、より一層の御理解と御協力をお願いいたします。


令和4年1月25日


水戸市長 高橋 靖