まもなく平成が終わろうとしています。

実は天皇皇后両陛下とは二度ほどお席をご一緒させていただいております。

東京のサントリーホールで小澤征爾先生の指揮のもと水戸室内管弦楽団のコンサートを御鑑賞いただいた後のことです。

貴賓席で天皇皇后両陛下、小澤征爾先生、吉田秀和水戸芸術館前館長、私で懇談をさせていただきました。

会話の内容は音楽談義ですが、話題に入り込めない私の姿を見て、両陛下は震災復興のことや水戸芸術館ことなど質問してくださいました。

水戸の話題を向けてくださることによって、私を会話の輪の中に入れてくださったのです。

そのお心遣いと優しさに感激と感動を覚え、涙が溢れてしまったことを今でも覚えております。

被災地訪問や戦地への慰霊の姿をテレビで拝見する度に、あの時の優しさを思い出します。

天皇皇后両陛下には感謝の言葉しかございません。

御譲位は寂しさもありますが、今後はごゆっくりとお健やかな日々をお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。

平成の時代に感謝を申し上げ、令和の時代に大きな期待を込め、平成最後の投稿とさせていただきます。

平成、ありがとうございました。