アナハイム市からサンディエゴ市に移動し、ここではコンパクトシティのまちづくりを見ることができました。
サンディエゴ市にはアナハイム市同様に大規模なコンベンションセンターがありますが、ダウンタウンに位置しており、さらに5年前からは大リーグのサンディエゴパドレスの本拠地であるペトコパークがその隣接に移ってきました。
周辺には多様な宿泊施設も充実しており、コンベンションと野球観戦のシナジー効果が発揮されているそうです。
またコンパクトシティ形成に不可欠な公共交通が充実しており、路面電車とバスの連結が利便性を向上させています。
バスは普通のバスと2台連結しているバスが走っていました。
さらに観光地としての仕掛けも工夫がされており、公園には主に高齢者が利用する電動カートが配置されており、さらに可愛らしい連結バスが観光拠点を結んでいます。
シーポートエリアに行くと様々なデザインの自転車型タクシーが観光客を楽しませてくれます。
レンタサイクルステーションも市内各所に設置されており、クレジットカードで誰でも利用ができ、もちろんステーションならどこでも返却自由になっています。
インストラクター付きならゼグウェイも法律上認められているそうで、街でゼグウェイを楽しむグループに出会いました。
夜の街を散策していると、集団で自転車を漕ぐようにして走っているカウンターバー付きの乗り物を見かけました。
ビアバイクと言うそうです。
アルコールを飲みながら運転しているかどうかは確認できませんでしたが、一番下の写真を見ていただいても分かるように生ビールの樽とサーバーが付いています。
どのような法律と規制になっているのかは、私の英語力では聞くことができませんでした。
日本や水戸では法律や規制、さらには安全上、あるいは整備空間や需要、採算性などの問題で難しいものもありますが、いずれにしても公共交通の整備をはじめ、多様な移動手段を持つことは、コンパクトシティのみならず、人々の暮らしを支える上で大変重要な施策であることを改めて実感させられました。
街を見て歩くだけでも大変勉強になったサンディエゴの滞在でした。