一週間ぶりのブログ更新となりました。

大変ご無沙汰しておりますことを心からお詫び申し上げます。

1976年に水戸市とアナハイム市が国際親善姉妹都市の盟約を締結して今年で40周年を迎えました。

この度、市議会や公募による市民代表で25名の40周年記念訪問団を結成し、10月16日〜23日の日程でアナハイム市とサンディエゴ市を訪ねました。

アナハイム市ではまず初めに、ロアラ高校を訪問し、日本語授業を視察いたしました。

日本語を熱心に学ぶ生徒の姿を拝見し、日本人として嬉しさがこみ上げてきました。

今年は5年ぶりにアナハイム市からの学生もホームステイで受け入れており、そのうちの一人の学生にも久々にお会いすることができました。

水戸芸術館のバッジとトレーナーを身に付けてくださっていたことが大変印象に残りました。

生徒会役員と懇談させていただきましたが、生徒会幹部5人のうち4人が女子で、アメリカの高校生も女子が活躍しています。

是非将来は日本語を生かした職業に就いていただければ幸いです。

またアナハイム市コンベンションセンターを視察しましたが、全米ではラスベガスコンベンションセンターに次ぐ2番目の大きさで、その規模の大きさに驚くばかりです。

ディズニーランドの集客とともに、コンベンションによる交流人口増は、アナハイム市の経済のエンジンを回す原動力になっているそうです。

コンベンション誘致の成功例を見させていただきましたが、施設の機能、街の観光資源や宿泊施設の充実が有利に働くなどのお話を伺うことができ、今後の水戸市のコンベンション戦略の参考となりました。

アナハイム市のご配慮により、夜のディズニーランドで開催される「噴水と光、プロジェクションマッピングのショー」にご招待いただき、東京ディズニーランドでは見れない貴重な体験をさせていただきました。

今年は40周年ということもあり、歓迎レセプションも盛大に開催していただきました。

過去40年の歴史を振り返るDVDが上映され、大変懐かしい顔ぶれや当時の様子を顧みることができました。

またレセプションの席で、アナハイム市役所周辺の道路の一部を「MITO  WAY」と名付けることが発表されました。

アメリカはストリート名がそのまま住所になるので、大変誇り高いことです。

アナハイム市のトム  テイト市長をはじめ、アナハイム市議会の皆様の水戸に対する熱い思いを感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。

アナハイム市議会も傍聴させていただきましたが、議場で水戸市を代表してご挨拶をさせていただきました。

緊張の中、私の下手な英語でのスピーチに対し、満席の傍聴席からは大きな拍手が寄せられ、嬉しいやら恥ずかしいやらでしたが、アナハイム市民の皆様の温かいお心遣いに接することができました。

心から感謝申し上げます。

その他、水戸橋、水戸スクエアなど水戸にゆかりのある施設、ARTIC(広域鉄道新駅)、エンゼルススタジアム、クラシックカーの展示を活用したイベントホールなどを視察させていただきました。

さらにアメリカの人々の生活や物価、趣向を実感し視野を広げるため、アメリカ最大の流通業者であるウォールマートを訪ねました。

ここでは日本と違った小売の様子を見ることができましたが、生活習慣の違いがあり、必ずしも日本で取り入れられるものばかりではありません。

ただ日本と比べて、その単価の安さと量の大きさのアンバランスには、庶民として羨ましい気持ちがあります。

アメリカに住んでいると量と甘さとの戦いで、体重を維持することは大変困難であると言うことを実感させられました。

滞在中はアナハイム市の皆様には温かい歓迎を受け、様々なご配慮をいただき、思い出多い、心に残る訪問となりました。

水戸市とアナハイム市は、これまで文化、教育を中心に交流の絆を強めてまいりました。

アナハイム市姉妹都市委員会の皆様からは、今後は英語指導助手やホームステイの派遣など教育的交流をさらに強めるとともに、水戸市の特産品の輸出など、経済的交流の可能性についても提言がありました。

さらに市役所職員の相互派遣のご提言をいただきましたが、その実効性について検討の余地があると考えています。

いずれにいたしましても先輩方が築き上げてくださった両市交流の歴史と伝統をしっかり守りながら、新たな時代を築く交流を始めていくことが、私たちの役割だと考えています。

水戸市とアナハイム市の絆がさらに強固なものとなり、交流の輪が一層広がることは、多文化共生社会の充実や世界で活躍する人材育成にもつながります。

国際感覚豊かな水戸市と水戸市民を育んでいくためにも、次の50周年に向けて、水戸市とアナハイム市の友好親善を深める国際交流事業に一層の力を注いでまいります。

なおアナハイム市交流プログラムの様子は既に本ブログに写真を投稿してありますので、ご覧ください。

またアメリカ出張中、水戸では様々なイベントがありましたが、出席できませんでしたことを心よりお詫び申し上げます。