株式会社ケーズデンキホールディングス名誉会長加藤馨様のお別れの会に参列してまいりました。
加藤様は3月19日に享年100歳で永眠されました。
昭和19年に陸軍航空士官学校航空通信科を卒業され、陸軍電波兵器練習部陸軍中尉として終戦を迎えました。
終戦後、通信学校での経験を生かし、水戸市台町に12坪の家屋を借り、そのうち3坪のラジオ通信機の販売・修理の個人商店を始めました。
その後、昭和30年に有限会社加藤電機商会、昭和55年にカトーデンキ販売株式会社を設立し、現在のケーズデンキホールディングスの礎を築き上げられました。
またこの間、水戸市へは青少年の健全育成にと本格的な天体望遠鏡をご寄贈いただいたり、地元の竹隈市民センターにエレベーターや集会用椅子をご寄贈いただきました。
またお元気な頃、私が自宅を訪ねると水戸の昔話や歴史を聞かせていただき、視野を広げさせていただきました。
お優しい語り口にそのお人柄を感じました。
まだまだお元気で昔の水戸市のことや会社経営の極意など、教えていただきたいことはたくさんあるのですが、それも叶わなくなってしまいました。
とても寂しい気持ちで残念でなりません。
生前大変お世話になりましたことを心より感謝申し上げます。
加藤馨様に哀悼の誠を捧げますとともに、冥福を心からお祈り申し上げます。