教育遺産世界遺産登録推進国際シンポジウムを大分県日田市で開催いたしました。
平成24年11月に水戸市、足利市、日田市の3市が連携し、教育遺産世界遺産登録推進協議会を設立し、持ち回りで国際シンポジウムを開催し、世界遺産登録に向けた取り組みを行ってまいりました。
近世の日本の教育の高さは当時の識字率の高さからも伺えることで、その特徴的な教育の舞台となった弘道館、足利学校、咸宜園は教育遺産として高く評価されているところです。
教育はいつの時代も、どこの地域でも人類不偏の文化活動として育まれてきました。
その価値を世界に発信し、世界遺産登録を実現するためには確固たるストーリーを見出していかなければなりません。
この国際シンポジウムでは国内外の専門家の先生が、近世の日本の教育の重要性について議論を交わすわけですが、その成果を世界遺産登録に向けて、今後の取り組みに反映させていきたいと思います。
またこの国際シンポジウムを通して私たちの活動に理解をもっていただき、歴史の中での教育の価値を再認識するきっかけになっていただければ幸いです。
これからも3市が協力して教育遺産を世界遺産に登録すべく積極的な活動を行ってまいりますので、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。