水戸市と徳川ミュージアムが協働で進めている「開校・彰考館プロジェクト」で天保年間の最高級のお祝い膳の献立を発見しました。
1837年(天保8年)に第12代将軍徳川家慶公が将軍となった祝賀行事の一つとして諸大名が登城して観能の会が催されました。
上の図は徳川斉昭公が招待された際に、将軍と御三家が召し上がった祝賀の献立です。
御三家だけが将軍とともに祝膳を召し上がったことから、諸大名との格式の違いを知ることができる史料です。
徳川ミュージアムには未調査の史料が数万点もあると言われております。
このプロジェクトを通して、それらの史料を整理し、研究を深めることで、さらなる発見が期待されます。
発見された貴重な資産は、今後徳川ミュージアムのご協力をいただき水戸市の魅力として広く発信していきたいと思います。