第2回水戸藩セラミックロード展オープニングセレモニーが開催され、高橋やすしは祝辞を申し上げました。

今から175年前水戸藩9代藩主徳川斉昭公は、藩政改革の一環で偕楽園の南斜面に殖産興行として七面製陶所を起こしました。

他にも馬頭の小砂(現栃木県那珂川町)、町田(現常陸太田市)にも窯を設置し、経済の活性化と領民の生活文化の向上を図りました。

この水戸藩の焼き物文化を復活させ、観光振興や教育の推進、新たな産業の創出につなげようと市民有志が立ち上がり、陶芸家の伊藤瓢堂先生を顧問に迎え「七面会」を結成しました。

七面焼きの調査研究をはじめ、焼き物の技術向上や市民への啓発活動などを行っています。

特に地元で採取した粘土を使い、七面焼を復活させようという取り組みはかなり熟度が増してきています。

この水戸藩セラミックロード展もその重要な取り組みの一つで、七面、小砂、町田の三窯を結んでの相互協力により、広域的に「教育、産業、観光」への取り組みを高めていこうとするものです。

このような取り組みをとして本市の伝統文化を後世に伝え、郷土愛を育むとともに、イメージアップやブランド力の向上、まちの賑わいにつなげていきたいと思います。

水戸藩セラミックロード展は10月26日~10月30日まで県民文化センター展示場で開催しています。

入場は無料です。

皆様のご来場をお待ちいたしております。