「吉田秀和さんのお別れ会」~水戸室内管弦楽団による追悼~が東京サントリーホールで皇后陛下をお迎えし、行われました。
追悼の辞や吉田先生を偲ぶビデオ放映終了後、水戸室内管弦楽団による献奏が始まろうとしたとき、サプライズが起こりました。
楽団員に交じって舞台に登場したのが小沢征爾さんでした。
ご存知の通り小沢征爾さんは体調回復のため休養宣言をしていたところです。
しかし今日は恩師である吉田先生のためにとバッハの「G線上のアリア」を渾身の力で指揮されました。
身震いが止まりませんでした。
お別れ会終了後、小沢征爾さんのご家族、吉田秀和先生のご遺族、森英恵理事長、指揮者の準・メルクルさん、吉田光男副理事長、そして私も出席させていただき、皇后陛下を囲んで懇談会をさせていただきました。
皇后陛下から水戸の震災被害をご心配するお見舞いのお言葉を賜り、そのお優しいお人柄に触れ、涙の出る思いでした。
吉田先生、22年間水戸芸術館館長として大変お世話になりました。
どうぞ安らかにお休みください。
吉田秀和先生のご冥福をお祈り申し上げます。