ここ数日、高橋やすしは、色々な会社を訪問させていただき、社長さんなどからお話しを伺わせていただいております。


なぜなら、復興計画の中に社会経済回復策を盛り込む必要性があるからだと考えているからです。公共施設やインフラ整備ばかりではなく、社会経済を復興させることが、人々の生活再建につながるのです。


色々なお話を伺いました。厳しい現状も目の当たりに致しました。


例えば、ある旅行代理店では、キャンセルが相次ぎ、その総額が約5000万円にものぼるというお話を伺いました。また水戸市の大手菓子製造販売会社では、観光の低迷、ホテルや売店などの取引先の営業中止、高速道路の一時通行止め等の影響で、売り上げがかなり落ちているとのことです。


商品が売り物にならない状況も見てきました。特に酒屋さんでは、棚の商品が崩れ、びんが割れてめちゃめちゃに・・・。コンビにでは、冷凍食品やアイスが溶け出し売り物にならない。


花屋さんでは、お彼岸のシーズンでしたが、お墓が立ち入り禁止になり、彼岸花が例年の半分以下。歓送迎会や離任式、謝恩会がすべてキャンセルとなり、花束が売れない。


もちろん、居酒屋や料理屋さんも、会合の相次ぐキャンセルや震災後の自粛ムードの中で、客足が伸びない。


警備会社では、イベントの相次ぐ中止で、交通整理の仕事がキャンセルに。


人材派遣会社では、工場が閉鎖されており、派遣社員が自宅待機に。


高橋やすしが経営するゴルフ練習場も、まだゴルフをやる気分でなない状況。節電に協力しているため、照明は暗く、営業時間も短縮。借金が払えるのか・・・・。


農家回りをやれば、風評被害で野菜価格が暴落。酪農家へ行けば、出荷制限。


こんなことを質問されました。「高橋さんが市長さんになったら、黄門まつりやるの?」ですって・・・。黄門まつりって8月ですよね。でも、現実にはそんな心配が出ているほど、世の中が下向きになっているのです。


だから、復興計画に社会経済情勢を上向きにさせることが謳われなければならないと感じているのです。


これは、実際に自分で、商売をし、借金をし、給料を払い、家賃を払い、うんぬんかんぬんのことをやっている人間でなければ肌で感じるものではありません。


もちろん、高橋やすいの本業は政治です。しかし、商人の家に生まれ、小さいけれど会社の社長を務めている以上は、経済に敏感にならざるを得ず、逆にそのことが、人々と同じ目線でいられると言う証なのです。農業地帯の出身者でもあるから、農家の気持ちも自分のことのように感じるのです。


だから、この大震災からの災害復興、市民の生活再建、市民の目線で、被災者の立場になって、確実に実行していかなければならないと強く感じているのです。