令和4年6月議会一般質問(公共施設における飲食のあり方) | 清須市議会議員 高橋てつおオフィシャルブログ Powered by A,meba

令和4年6月議会一般質問(公共施設における飲食のあり方)

Ⅰ.公共施設における飲食のあり方

 

質問

1)市内の屋根のある公共施設における飲食利用での貸し出しの可否について現況の説明を求めます。

また施設の空きスペースで軽い飲食ができるスペースがあるところがありますが、その現況についても説明を求めます。


1)の答弁

各施設管理規則等において、遵守事項に「所定の場所以外において、飲食又は喫煙をしないこと。」などの定める場合を除き、原則施設内においては、飲食は、不可となっております。

 

市の現状としましては、子育て支援施設及び消防施設を除く、貸館をおこなっている44施設のうち、飲食利用での貸し出しを行っている施設は10施設でございます。

しかしながら熱中症対策など、こまめな水分補給については例外としています。

 

また飲食ができるスペースを有している施設は46施設のうち26施設でございます。主にロビー等テーブルが設置してあるスペースが該当します。

 

再質問)まず10施設で飲食利用ができているという答弁でありました。飲食が可能となっている理由、特徴はなんでしょうか?

 

答弁)すべてではございませんが、調理室等で調理した料理を飲食するなど、調理機能を有している施設、また、床がフローリングになっている施設です。

 

再質問)現状調理機能を有している部屋は全て一般貸出ししているとの理解でよろしいか?

 

答弁)施設の機能転用により活用されていない部屋はあるため、今後、条件つきで一般貸出を行う予定です。

 

再質問)せっかくですので昨日は同僚議員から子ども食堂についてご質問がありましたので私からはシニア食堂の質問をさせて頂きます。

市内のシニア食堂で実施されている例があればご紹介ください。また、公共施設をシニア食堂として貸し出すことは可能ですか。

 

答弁) 各地域のサロン活動は、地域の集会所で実施していただいており、その中で食事を提供する日を設定しているサロンもあります。

高齢福祉課が所管する施設においては、介護予防活動 として、施設を利用しているグループが活動の一環の中で食事提供する場合のみ、調理室の貸し出しを許可しています。 

また、高齢福祉施設は、4か所ありますけど建設されてから現在に至るまでの歴史もあり、様々な目的の施設と併設されていますので、貸し出す際は、施設や地域の特性またグループの活動等を確認し、施設の利用を決定していきます。

 

再質問)独居高齢者等の孤立化を防ぐためにもシニア食堂が増えていくことを願っております。そのための後支えを是非よろしくお願いします。

 

では続いて空きスペースについてお尋ねします。現状26施設で軽飲食が可能のスペースがあるとのこと。主にロビー等テーブルが設置してあるスペースだということですが、未供用の施設でも空きスペース、デッドスペースが

あるところがありますが、こちらも空間利用を工夫してテーブル設置をするなど是非活用願いたいですが、いかがでしょうか?

 

答弁)

利用方法、利用者数などその施設の現状にあった利用方法を考えていきたいと思います。

 

要望)是非 これ各所管の部課長さんが今日はお見えですので該当施設があればデッドスペースの活用をご検討頂きますようにお願い申し上げます。これ軽飲食のみならず、物販や情報発信など、様々な工夫ができると思います。

スペースの有効活用を考え、より魅力的で求心力のある施設にしていくべきだと私は考えます。是非ご検討をお願いします。また財産管理課の技術的助言などフォローをお願い申し上げます。

 

★★★★★

 

質問

2)子ども食堂やシニア食堂などニーズが高まっています。

少子高齢社会・孤立無縁社会の進展に伴い地域のコミュニケーション機能の低下が懸念される中、食を通じた地域の交流は極めて重要であります。そこでお尋ねしますが、飲食利用の為の貸し出し条件の緩和と、飲食ができる貸し部屋の整備について、どのようなお考えをお持ちなのかお尋ねします。

 

 

2)の答弁

公共施設の統廃合に伴う施設用途の変更など、その用途に沿った運用を行っております。

公共施設の利用者における飲食は、親密度を深め、親睦、交流を高める手段のひとつであります。その一方、飲食行為によるゴミや大声、食べこぼし、残り香などの課題もあります。

従いまして、飲食ができる貸し部屋の整備については、慎重な対応が求められており、積極的に貸し出し条件を緩和する考えはありません。

しかしながら、公共施設の統廃合の際は、施設全体の有効活用を含め、貸し部屋を含めた貸館のあり方についても検討していきたいと考えております。

 

再質問)様々な課題もあると思いますが、清掃しやすいフローリングに変えることや、換気設備を設けることなどの工夫で乗り越えられる点もあると思いますので利用緩和と整備についてこれもご検討を重ねて頂きたい。

 

また公共施設が老朽化しているから統廃合していくという視点だけではなく、それぞれの施設を地域コミュニケーションの場として活きた活用をしていこうという視点が必要かと存じます。

十年一日のお堅いザ公共施設を脱し、ワクワクするような地域の拠点の再構築を考えていきたいところです。

例えば老人福祉センターならば老人しか利用しないのではなく、若者も訪れ交流できるような多世代が包括的に利用できる施設。そこへいけばワクワクする出会いが期待できる施設、ふらっと訪れてみようと思える施設。施設の魅力が上がれば利用者も増えるでしょう。市民の幸せが増えるでしょう。

 

そこでお尋ねしますが、従来の管理する側ではなく利用者の側にたった施設あるいは空間のあり方について検討する必要性についてどのようにお考えでしょうか?

 

答弁)多様化する利用者ニーズに対して、より効果的、より効率的に対応するために、公の施設について、運営の自由度を高めることは大変有意義なことだと承知しております。

 

再質問)運営の自由度を高めることは大変有意義だということですが、それでどんな手法で検討されていかれるわけですか?

 

答弁)本市においては、住民サービスの向上とコスト削減等の財政的効果を図ることを目的として、市内4施設で指定管理者制度を導入しております。

これまで、制度を適用した施設のうち、アルコ清洲、市立図書館などの、スポーツ・生涯学習施設などは、施設の性格上、制度を導入することにより、民間の活力やノウハウを活用するのに適し、目的に沿った効果が上がっていると認識しております。

 

市長へ質問)民間活力を利用していくことも検討していると受け止めます。

令和2年3月に策定された清須市公共施設個別施設計画の第8章 今後の取組で 1公共施設のあり方 には『多様な人々が集う場をつくるには「管理」のための境界を明確にするのではなく、「利用」する側の発想で、施設のあり方を考え直す必要があります』と書かれております。是非 これまでの考えから脱し、ユーザーのニーズを捉えながら、地域のみなさんと一緒になって新しい公共施設のあり方を考え直していって頂きたいと思いますが、最後に市長から公共施設の今後のあり方についてビジョンがありましたらご披露願いたいと存じます。

 

市長答弁)公共施設の施設のあり方については市民の皆様が利用しやすいようにというのは当然のことだと思いっています。ただ一方で公共施設を建てる時の法律の規制もあります。事例をあげますと児童館なら利用は18歳以下、老人福祉施設は60歳以上と、これ法律で決まっておるもんですから、

なかなか、ご質問のように全ての方というわけにはいかんと思いますけども、できる限り市民の皆さんが使い勝手がいいように努めていくのが我々の責任だと思っていますので、先ほど担当が答えたようにいろいろな検討を重ねていきたいと思っております。