令和3年6月定例議会一般質問(情報) | 清須市議会議員 高橋てつおオフィシャルブログ Powered by A,meba

令和3年6月定例議会一般質問(情報)

 

2021年6月議会一般質問  (情報)

 

 

Ⅱ、コロナ禍の情報総力戦をどう勝ち抜くか?

 

髙橋)コロナ禍という緊急事態を乗り越えていく為には公と民が力を合わせた総力戦を展開しなければならないと心から思います。その戦いを制するには、公民意気が合わなければなりません。意気投合です、考え、情報を共有しなければなりません。その意味でこの総力戦は情報戦です。

行政はいかに市民に伝えるべき情報をわかりやすく伝えることができるのか?

また市民はその情報を手に迅速で簡素な手続きができるのか? 行政と住民のコミュニケーションをいかにスムーズにできるかが今 試されています。

これまでも市の情報発信に関しては一般質問でもくどいほど訴えをさせて頂いていて、例えば公式ライン等の活用など、その後の登録者数の伸び、コロナ禍での有効な活用など、確実に市の情報発信力は前進しています。現在行われている主な清須市の情報発信は広報、臨時広報、市ホームページ、公式ライン、すぐメール、防災無線など多様な手段で重層的に実施され、これを高く評価したい。

しかしながら、それでもコロナ禍においては、スマホやインターネットなど情報端末が使えない、広報を読まない、情報を理解できない方の存在が浮き彫りになりました。

そういった方々、そういった事例をどう救い上げていくのか?という視点で以下質問をさせて頂きます。

 

① 情報を伝える為にもっとマンパワーを活用したらいかがでしょうか?

議員はもちろんのこと、市政推進委員ほか民生委員、人権擁護委員等、市と関わりのある役職の方に情報発信元として活躍して頂くべく促していくべきではありませんか? 所見を伺います。

 

 

② 情報端末を利用できない方々の対策はどうしますか? 生涯学習講座でやっていますが、市民の身近な場所でスマホ教室の質量とも増強した展開をしていってはどうですか?

 市役所にスマホ等扱い相談窓口を設けたらどうですか?

③ 情報を発信しても複雑であったり、わかりにくかったりして理解ができない場合がある。その情報の解説が必要だと考える、よい方法はありませんか?

 

①、③については、続けて答弁をいただき、その後②について答弁をお願いいたします。

 

当局答弁)

①について答弁します。本市では、広報紙、ホームページ、LINE公式アカウント、すぐメール、きずなネット、防災行政無線など多様な伝達手段を活用し、新型コロナウイルス感染症に関する行政情報を始め様々な情報の発信を行っております。

市が発信する行政情報は、市民の皆様に、公平かつ正確に情報を伝える必要があることから、議員ご指摘の、市政推進委員を始め各種委員等の公職者の方々を情報の発信源となっていただくことは、考えておりません。

迅速に情報を伝えることができる「すぐメール」や「LINE公式アカウント」への登録、また保育園、小中学校で活用しています「きずなネット」への登録を呼びかけ、広く情報が伝わるように努めてまいります。

今後につきましては、先ほど述べました情報発信ツールの他に、動画共有サービスの、YouTubeやインスタグラムなどのSNSについても、他団体の活用状況を研究し、より良い情報発信となるよう、努めてまいります。

 

引き続き2-③について答弁いたします。行政情報の発信は、迅速に、また正確に分かりやすく提供する必要があると考えています。

 新型コロナウイルス感染症やその支援策のように市民の健康や生活に関わる情報では、特に迅速性と正確性が重要となります。

 市民の皆様が情報を入手する手段は、その年齢層やライフスタイルなどにより様々であると思われることから、その発信するツールのもつ特性を考慮し、情報の受け手側に分かりやすい内容となるように努めてまいります。

 

(髙橋)

ありがとうございます。ただいまの答弁はマンパワーを活用する考えは無いが、従来のライン、すぐメールの登録をさらに促していく、さらにYOUTUBEなどのメディアも活用していくとのことです。 YouTubeによる動画配信は私も大変有効であると考えます。テレビと同じで先ほど言った耳に加え目からも入ってくる情報です。YOUTUBEを使って市長が記者会見をしたりメッセージを送っている事例やシティプロモーションをしている事例が多くあります。是非 検討して頂き、早急な実現をご期待申し上げます。

 

さて、マンパワーのことに戻りますが、私がここで言っているのは現在市が多様なツールを使って発信している情報の受け手として、漏れてしまう人達をどう救っていくのかということです。いわゆる情報弱者と言われる方のためのアナログ的な情報伝達も必要ではないでしょうか?耳から入ってくる情報。その中でも人の「口コミ」が最も効果的ではないでしょうか?

つまり議員も含め地域でキーマンとなる方々へ、ダイレクトに情報提供して、その情報を周りの方へ伝えることを働きかけていくこと、 そういった仕組みをつくること、空気感をつくることが重要だと私は考えます。その点どういった方法がいいのか是非 先進事例を研究しながらご検討されることを要望します。

 

続けてお尋ねしますが、情報弱者の方へのアナログ的な情報伝達ですが、誰もがスマホを使うことができるわけではないので、どう対応を考えているのか?

 

(当局答弁)確かに、今回のワクチン接種予約の状況などを見ると、高齢者の方がネット予約に苦慮されている現状がありました。情報弱者の方には、広報紙を使って必要な情報伝達をしてまいります。また、必要に応じてマスメディアを活用することも考えなければならないと感じています。そのほか、高齢者の同居、別居のご家族が、LINE等を登録いただき、高齢者の方のサポートに繋げていただくような周知も必要かと考えます。

 

髙橋)すぐメール、LINEの活用を進めるとのことであるが、登録者数の現状は。増加傾向にあるのか。

 

当局答弁)5月25日時点ではありますが、すぐメールは、9639人、LINEは、4068人となっています。令和2年4月末と比較すると、すぐメールは倍以上、LINEは約4倍の登録者数と着実に増加しています。今後もいろいろな場面で周知を図ってまいります。

 

髙橋)登録者数が増加していることは喜ばしいが、情報弱者は絶対に存在するため、その方々への伝達方法について、より良い方法を検討することを要望する。

 

 では続いて③の質問 どうわかりやすく伝えていくのか?に対して深堀しますが、すぐメールやLINEでの情報配信は登録者に対しては、迅速に伝達でき、有効的な手段である。しかし、文字の羅列では、受ける方に理解しやすいか疑問である。画像や動画、イラストなども入れて見せ方に工夫をするべき。

また市広報紙や市ホームページにおいても、当然見やすい、分かりやすいことに配慮する必要がある。例えば今回の臨時号にしても、必要な事をすべて盛り込もうとしているとは思うが、高齢者向けには字が小さくて読みずらい、読む気にならないと聞きます。見出しだけでわかるようにしなければならない。受け取る相手に配慮した技術が必要です。その点何か取り組んでいることはありますか? また専門的技術を持つ職員を採用したり、あるいは広報紙などは、より良いものとなるよう、外部委託している自治体も多数見られるが、本市も検討したらいかがか?

 

当局答弁)議員ご指摘のとおり、長文による配信は、見る側に受け入れられにくい面があるかと考えます。長い文章の代わりに、内容を一枚のチラシのようにまとめ、それを画像データとして張り付けるとか、配信内容は、ホームページにも掲載することが多いため、該当ページのアドレスを配信メッセージ内に記載して、タップするとそのページを開くことができるなど、工夫していきたいと考えています。

 

また広報紙につきましては、担当職員3名で、各課から出された記事について、構成を行っております。担当職員については、専門的知識を持っている者ではありませんので、県が主催します、広報作成に関する研修会等に参加してスキルの向上を図っております。ホームページにつきましては、各課で作成することができますので、各課の担当職員に対して、年1回ではありますが、アクセシビリティ研修を実施して、より見やすいページづくりに努めています。また、議員ご指摘の広報紙作成の外部委託について、他市町において一部利用していることは承知しております。費用を伴うものとなりますので、外部委託のメリット、デメリットを踏まえ、今後調査、研究してまいります。

 

髙橋)はい よろしくお願いしますでは②の答弁をお願いします。

 

生涯学習課長答弁)生涯学習講座の中には様々な種類のものがありますが、その中の1つとして、情報端末を利用できない方などに向けたスマートフォンの講座を、従来から開催しております。

 

昨年度は、「スマートフォン体験講座」という講座名で、日常よく使う機能として、スマートフォンの基本操作、カメラの使い方、交通機関の乗換案内など、初心者向けの内容で開催しました。

実施時期は10月で、今年度も、昨年度と同様の内容で開催をする予定でおります。

 

生涯学習講座は、社会教育委員会で検討を重ね、さまざまなジャンルのものを開催しており、さらに、清須市の特徴を生かした清須市独自の講座や、市民ニーズをとらえた新規の講座も、一定の割合を意識してバランスよく選択するようにしております。

 

今後におきましても、市民の皆さまに喜んでいただけるような講座を開催していきたいと考えております。

 

以上でございます。

 

人事秘書課長答弁)各携帯会社でもスマホ教室などが開催されていることから、市役所でのスマホ等扱い相談窓口を設けることについては、考えておりません。

先日の、ワクチン接種予約については、市役所へ直接来られた方に対して、窓口で職員がご説明させていただきました。今後も必要に応じて、細やかなサービスに努めてまいります。

 

髙橋まとめ)ありがとうございました。これ生涯学習課だけの講座だけに限らず、様々な場所で繰り返し実施して頂きたいと思います。特に高齢者向けにやって頂きたいと思いますので、関係部局はご検討よろしくお願い申し上げます。

                

また、特別に窓口は設けないとのことですが、パソコンや、スマホ等を活用しなければならないような申請業務等が行われる際には、その環境が整っていない市民の方々は大変苦労されることが想像できます。それは今後増えていくことが想定されます。ですから今後は市役所や公共施設に専用の端末を置き、そこで職員が入力作業をサポートするなど、決め細やかなサービスを行って頂くことを要望します。

 

最後になりますが様々な課題があると存じますがコロナ禍をオール清須で乗り越えていく為には住民との情報共有は大変重要な課題と思いますので、是非全庁挙げて、取り組んで頂くことをお願いしこの質問を終えます。