令和3年3月議会一般質問(新型コロナウイルス感染症予防ワクチンの適切な接種の判断について) | 清須市議会議員 高橋てつおオフィシャルブログ Powered by A,meba

令和3年3月議会一般質問(新型コロナウイルス感染症予防ワクチンの適切な接種の判断について)

Ⅰ、新型コロナウイルス感染症予防ワクチンの適切な接種の判断について

 赤字が答弁

 

問)2月14日にファイザー社製 新型コロナウイルス感染症予防ワクチン「コミナティ」が国内初承認され、医療従事者のワクチン接種も始まっているところであります。しかしながら状況が流動的かつ不透明の中、本市の担当職員の皆さまもさぞ対応に苦慮されていることと心中お察し申し上げます。

 

今月広報にも現在想定している本市のワクチン接種の流れが公表されまして、4月以降65歳以上の高齢者の皆さんから優先して接種が始まるとされております。先般2日には愛知県から清須市に4月26日の週に1箱(487人分)が配分されるというニュースもあったところであります。

 

このようにワクチンへの期待が高まる一方で、ワクチン接種の判断はどうしたらよいのか?という不安の声を数多く伺っております。そこで本市としてこのような声にどう対応していかれるのか以下お尋ねします。

 

①   市民が接種の判断を適切にするためには、市民が必要かつ的確な情報を受け取れることが最も大切です。提供する情報の内容と情報発信の方法をお尋ねします。

 

②   市民に適切な接種判断を促すために各医療機関との情報共有や連携をどのようになされていかれますか?

 

③   接種の有無が差別やいじめに繋がらないためにどのように広報を徹底していかれますか?

 

答弁①)各報道機関で情報が日々変更、錯乱している状況ではありますが、市として情報発信できる内容は国や愛知県からの通知された情報だけと考えております。発信方法としては、「広報」や「ホームページ」、「すぐメール」、「市公式LINE」など現在市が行えるあらゆる媒体を使用し情報の発信に努めてまいります。また、ワクチン接種のためのクーポン券も今後送付予定ですが、同封するチラシについても、接種方法や注意事項等をご案内ができるように考えております。

 

再質問)新型コロナ関連の情報として市が発信する情報ソースとしては、当然国や県等からの公式情報であるべきだと思います。そして市がもてるあらゆる情報媒体を通じ情報の発信に努めていかれるという答弁でした。

 

まず私がここでお伺いしたかったのは、接種判断をするための材料としてどんな内容の情報を出していくのかが必要と考えているのか?ということです。まずこれを確認します。

 

答弁)ワクチン接種をするかどうかの判断につきましては、ワクチンの有効性や副反応、そして副反応が起きた場合の相談先などの情報を提供してご判断いただけるようにしていきたいです。

 

再質問)ただいまご答弁頂いたように接種の判断につなげるために

ワクチンの安全性及び有効性、接種した場合のリスクとベネフィット

、健康被害救済制度などの情報を詳しく提供することが大切だと思います。

また接種するかしないかは 市民国民自らの意思に委ねられているものであることも合わせて、周知徹底して頂くことをお願いします。

 

現在HPや広報はワクチンの流れというものが冒頭にくる構造になっておりますが、そもそもワクチンとは何か、から始まるようなワクチン関連の情報を統合したものを特集的に発信して丁寧に情報を提供していくべきだと思います。 

また、ホームページや公式ラインなどはタイムリーで早いですが、そこにアクセスできない高齢者をはじめ情報弱者には紙媒体が一番ですが、どのように対処されますか? また外国人への対応は何か考えていますか?

 

 答弁)高齢者の方はSNS等利用していない方も多いので広報臨時号など、紙媒体で情報を発信していきたいと考えています。また市内には16歳以上の外国人の方が約1700名いらいっしゃいます。清須市HPが多言語対応していますので、そのことを周知していきたいと考えています。

 

再質問)わかりました、どうぞご対応よろしくお願いします。

ところでコールセンターを設けますが、ワクチンの接種判断についての相談はここでうけられますか? 

 

答弁)コールセンターではワクチン接種をするかどうかの判断はできませんので、あくまで主治医の先生にご相談を頂くか、主治医の先生がみえない場合は接種の会場でご相談頂くかたちとなります。

 

要望)わかりましたコールセンターの件は理解しました。基礎疾患がある方とか、そもそも接種できない方もいらっしゃいますので、接種判断に迷いがある場合は前もって、かかりつけ医の先生に相談することが一番だと私も思いますので、そういったことも周知徹底して頂くことをお願いします。

 

ここで私がお尋ねしたかったのは ワクチン接種判断は最終的には自己判断。しかしその判断に至るまでの判断材料は個々人でどうするのか? 自分で調べろというのか、清須市が市民に寄り添って、市民ファーストで親切丁寧に判断材料を提供する考えがあるのかどうなのか? です。是非 市民に一番身近で親切な清須市を目指して頂くことを要望します。

 

 

答弁②)ワクチン接種に係る国や県からの情報提供につきましては、各自治体への提供に加え、医師の皆様には医師会を通じて提供されております。

また、市民の方々が接種の判断が適切に行えるよう、最新の情報をわかりやすく提供してまいります。

 

要望)ここでは市民の安心安全のために、市内各医療機関とコミュニケーションと連携を密にして頂くことを切にお願いします。

 

答弁③)接種の有無が差別やいじめに繋がらないための広報の方法

ワクチン接種は「努力義務」となっております。また接種を希望していても疾患やアレルギー等の関係で接種できない方もあります。接種の有無により、差別やいじめに繋がることがないよう啓発に努めてまいります。

 

要望)国会における改正予防接種法の付帯決議の冒頭で接種はあくまで国民の意思に委ねられる ことを周知徹底するよう求めております。また接種してないものに対しての差別・いじめ、職場や学校等における不利益取扱い等は決してゆるされるものではないことを広報等により周知徹底することを政府に求めております。

 

この趣旨を深く理解し基礎自治体である清須市も市民の安心のためのリスクコミュニケーションを徹底して頂くことを要望し質問を終えます。