清須市議会議員定数削減 | 清須市議会議員 高橋てつおオフィシャルブログ Powered by A,meba

清須市議会議員定数削減

本日は令和2年度12月議会最終日。

一般会計補正予算ほか、重要案件の採決がある中

清須市議会議員定数削減案が急きょ議員発議により提出され、次期市議会議員選挙から議員定数22から21に削減することが賛成多数で可決決定しました。

 

私たち新世代はこれまで定数削減は議会改革の本丸として18まで削減すべしと訴え、議会での協議に臨んで参りましたが、ここにきて大変不本意ながら私たちの力不足で、議会をまとめることもできず、メンバーで熟慮を重ねた末、本案に対し賛成することといたしました。

賛成する理由については私が議場で発言した「賛成討論」を添付しますのでご一読頂ければ幸いです。

 

いろんな思いが駆け巡ります、私たちがこれまで訴えてきたことを翻意したのではないか?長いものに巻かれたのではないか?期待を裏切った!様々な批判は甘んじて受けたいと思います。 

 

それでも

私たち新世代、清須市議会を変える!清須市を発展させる! そんな思いを諦めることなくこれまで以上に力を合わせて邁進することを誓います!

 

★賛成討論★

 

(発議第8号 清須市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例案)

 

14番高橋哲生、私からは新世代を代表しまして 本条例案に対しまして賛成の立場で討論をさせて頂きます。

 

議員定数削減は平成17年の新市誕生以来、清須市議会において継続的に議論されているテーマであります。3町合併時在任特例により定数46名でスタート。平成18年には24名の議員が初めての市議会選挙において選ばれました。その後平成21年の春日町との合併を経て、平成22年4月30日までは特例で36名となりました。さらに議会改革推進等調査特別委員会の協議を経て平成24年3月には議員発議により22名に決定し、平成26年、平成30年の選挙において22名の議員が選出され現在に至っております。

 

その間議員定数削減は議会改革推進等調査特別委員会において継続的なテーマとして議論されてきており、平成29年9月に20の定数が議員発議されるものの、賛成10、反対11で否決されております。平成30年に改選された後は議会改革推進等調査特別委員会で鋭意調査を重ねられ、令和元年から議長団預かりの案件となり、特に令和2年度の現成田議長のもと会派代表者会議等において鋭意協議がなされてまいりました。

 

その際、各会派等によりそれぞれの定数に関する考え方が示される中、協議は不調に終わりましたが、このたび議員有志により定数改正案が提出されたところであります。

 

私たち新世代は、取り組むべき政策の一丁目一番地として議会改革を掲げており、これまで議員定数を18まで削減すべしと訴え協議の場に臨んで参りました。

 

私たちが訴える定数削減の考え方は、まず現定数が近隣の人口近似自治体と比較し多く未だ合併特例の途上であるということ、これは議員1人当りのカバーする人口が令和元年10月1日現在で、本市は3147名であり、近隣の北名古屋市が4098人、あま市が4039人、愛西市が3496人と比較しても少ないです。カバーする人口が多くなることは、議員に必然的に広く住民の意見に耳を傾け、より大所高所から市政にあたる資質を要求されると考えます。合併後15年となりますが、いつまでも合併の特例に甘んじることなく真の市議会議員に脱皮することが求められていて、それが清須市政の発展に繋がるという考えから、概ね人口4000人当たり議員1人を目指すこととし、私たち新世代は18という数字を掲げております。

 

 

しかしながら議員各位それぞれ多様な考え方がある中、このたび議員有志16名の名で清須市議会は21の定数で行こうと本議案が提案された事に対し、これまで議会改革特別委員会で重ねられた協議、議長団の取り回しによる協議、また各会派の協議、それぞれが困難を極める真剣な協議、調整を長時間にわたり重ねてきたことを鑑みると、そのプロセスは尊重してしかるべきであり、導かれた結果としての一定の前進は評価するものであります。

 

したがいまして、必ずしも議員定数に関しまして、私たちの掲げてきた考えと一致はしておりませんが、今後も改革を前進させていくため議会が一丸となって、全力で取り組んでいくことが何よりも大切であると考え、改革への新たな誓いの一歩として、本議案に賛同することを決意いたしました。

 

議員各位におかれましてはその点、格別なるご理解並びに本議案へのご賛同を心よりお願い申し上げ、新世代を代表しまして、賛成討論と致します。

令和2年12月18日 高橋哲生