平成25年度3月議会一般質問(学校図書館の振興) | 清須市議会議員 高橋てつおオフィシャルブログ Powered by A,meba

平成25年度3月議会一般質問(学校図書館の振興)

本日3月定例会で一般質問をしました。


今回メインで取り上げたテーマは


学校図書館の振興です。


★学校図書館とは


 小学校・中学校・高校に整備されている図書館。

 教育課程の展開に寄与し児童生徒の健全な教養を育成することを

 目的として設けられる学校の設備。(学校図書館法)


であり


読書センター

 児童生徒の創造力を培い、

 学習に対する興味・関心等を呼び起こし、

 豊かな心をはぐくむ、自由な読書活動や

 読書指導の場 


学習センター

 児童生徒の自発的、主体的な学習活動を支援


情報センター

 情報の収集・選択・活用能力を育成して、

教育課程の展開に寄与する


以上3つの機能の発揮を通じ「学校教育の中核」を

担う役割が期待されています。


言うまでも無く 読書は、言葉を学び、感性を磨き、

表現力を高め、創造力を豊かなものにし、

人生をより深く生きる力を身に付けていく上で

欠くことのできないものです。


教育日本一を目指す(H25年12月議会高橋一般質問)

本市として学校教育振興の為の絶対条件である

学校図書館振興をどのように図っていくのか?

とういうこが質問の趣旨です。

★★★


質問その1) 

学校図書館振興のための基本的な考えを問う

どんな方針、計画、目標をもっているのか?


答弁その1)


学校図書館振興の基本的な考え方は、

各学校とも学校経営案で

学校図書館の運営及び活用の重点、

利用指導、活動計画、利用時間、資料数などを記載し、

司書教諭が中心となり、図書館振興に努めています。


再質問)


各学校任せであることがわかりました。

教育委員会としての方針・計画はありません

政府は「子どもの読書活動の推進に関する法律」に基づき

平成25年5月17日に「第三次子どもの読書活動の推進に関する

基本的な計画」を閣議決定し、家庭・地域・学校を通じた

社会全体で子どもの読書活動を推進することを求めています。


また本法律では子どもの読書活動の推進に関する

自治体の責務を明らかにし

施策の総合的かつ計画的な推進を目的とし

市町村に対し努力義務として

「市町村子どもの読書活動推進計画」策定を

求めております。


したがって本市においても計画を策定していく

必要性があると思いますがご所見を。


答弁 )「子どもの読書活動推進計画」は

    「生涯学習計画」策定(H28策定予定)後を目途に

     策定する予定です。


私の感想) 

策定する予定はあるんだな。

も遅い。。。並行してやれないかな。なんで後なんかな 

生涯学習計画との相関関係あるんかな。

そもそも清須市は教育振興基本計画もないんだけど・・・


      ?????????????



質問その2)学校図書館の現状をご報告ください


〇学校図書館図書標準(※)の達成状況は?

 ※文科省で定めた蔵書すべき冊数、

   学校の種類、学級数に基づいて数値が定められている。


〇情報化の進展具合は?


〇学校支援地域本部事業の活動紹介


〇司書教諭の発令状況


答弁その2)


〇学校図書館図書標準については、劣化などに伴う一斉廃棄により

 標準を下回っている学校(清洲東小・春日小・清洲中・新川中)

 も一部あるが、予算を重点配分し早期の解消に努めている。


〇図書のデータベース化は他の事業の優先順位を考慮して推進中。

 4校の整備が終了。


〇学校支援地域本部事業として

市立図書館の貸出冊数を100冊とする

「学校図書館ボランティアとの協働による中学校への団体貸出」

を実施している。

〇司書教諭はすべての学校に配置している。




質問その3 (この質問がメイン)

学校図書館振興の為の人材配置、

いわゆる学校司書の配置をしたらいかがですか?



※いわゆる学校司書とは


学校図書館担当職員のこと。

制度上の定めは無いが

主に図書館司書などの専門資格を有し

専門知識・技術を駆使し

学校図書館の管理運営を担う専任の職員。

地方自治体では非常勤が多い。



〇司書教諭は既存の教諭が兼任しており業務負担が大きい。 

 片手間での関与となり学校図書館の発展的活用には限界がある。



〇文科省も「いわゆる学校司書」配置を推奨している。

 H24年からの「図書館整備5か年計画」の中で

 年間150億円の地方財政措置をしている。



〇全国の公立小学校で47・9%公立中学校で47・6%配置



〇愛知県内では54市町村中34市町村が配置済み。



〇学校図書館ボランティアが盛んである。ボランティアに道を示し

 専門的技術で指導的立場を担い。地域と学校の協働に力を与える。



答弁その3)


学校司書につきましては、司書教諭を設置するまでの間、

実際に学校図書館業務を行う職員の呼称として

用いられてきたもので、法令に規定されたものではなく

設置義務はありません。


法律の整備状況や先進地の調査などを行い検討してまいります。


再質問)そんなことはわかっている。

    学校図書館運営をより充実するために

    提案している。今配置しない理由は何か?



答弁)予算が課題です。限られた予算の中で配分している。   

例えばスクールカウンセラー等に

当市は予算を配分している。


感想)


思いもよらない予算の話が出てきて驚いた。

ようするにどう配分するかということ。

単純にやるかやらないか

その差配は教育委員会のセンスにかかっているよ♪

よーく考えて教育のガラパゴスにならないように、

教育日本一を目指しましょう!


以上ご報告でした