新たな決意~清須市庄内川堤防完成報告会にて
思いではいつの日も雨。。。(TUNAMI by サザンオールスターズより)
本日は庄内川堤防完成式に出席。
平成12年の東海豪雨後の庄内川河川激甚対策特別緊急事業完成と
市内の河川改修事業による堤防整備の完成を祝い開催。
清須市と国土交通省主催の式典です。
清須市からは市長、議会議員、市内代表者が出席。
来賓として神田憲治衆議院議員をはじめ4国会議員
地元県議会議員ほかそうそうたる顔ぶれ。
趣旨は上記の事業が完成したことを一区切りとして
遅れている庄内川枇杷島地区特定構造物改築事業推進のために
決意を新たにすることである。
忘れもしないあの東海豪雨2000・9.11~12による内水氾濫、
そして新川が決壊し清須市(旧西枇杷島町・旧新川町がおも)は
水につかり多くの人々が財産を失った。
※18,100戸浸水
※被害総額6700億円
その後、激特事業がすぐさま事業採択
H14には庄内川狭小部である枇杷島橋、JR東海新幹線庄内川橋梁、
JR東海本線庄内川橋梁を嵩上げして架け替える、
通称三橋架け替え、庄内川枇杷島地区特定構造物改築事業が採択される。
想定外の豪雨とはいえ堤防決壊は人災であるという
地域住民の怒りは当時大きかった。
しかし洗堰の嵩上げ、三橋架け替えという大プロジェクトを
ぶち上げ住民感情を少なからず慰撫するものとなったと記憶している。
その後事業は進み
H12年~24年度 清須市関係事業分合計で140億円投じたと報告があった。
主な工事内容は
・築堤護岸工事 延長合計 約5・6km
・河道掘削工事 約18,300㎥
・水とぴあ庄内整備
・用地買収 約12・3ha
・家屋等補償 76件
数字にするとこうなる。
そして風景や地域風土も様変わりした。
よくも悪くも川と共生していかなければならない宿命を思い知らされた。
加藤市長が主催者あいさつの中で述べられた
「一定の事業の完成は喜ばしい、一定の安全も確保された。
しかし未だ枕を高くして眠れない!
懸案である枇杷島三橋を実現を目指す今日は決意の日である」
これが地元の本音だ
私たちは平成27年に三橋架け替えまですべて事業が完成すると
当時聞いていた。その27年という数字は苦痛の中の一筋の光として
脳裏に刻み込まれている。しかしいつこの事業が全て完成するのか
全く見えない。
あれから何度霞が関に陳情に行ったであろう。
何人の国会議員に必死に訴えただろう
何人 国土交通省庄内川工事事務所の所長は変わったのであろう。
今日は水から絶対安全な清須という目標にまい進する誓いの日だ
これで何も終わってない。決意を新たにするスタートの日だ!
本日ご出席頂いた多数の衆議院参議院の全ての先生方が
発した「決意」という言葉を素直に、そして大いに、心から期待させて頂きます。
枇杷島橋架け替えのイメージ図(JR関係は絵に描いた餅もない)
式典最後に「記念」植樹
水からの安全と事業推進を「祈念」する為の植樹である!
そして今日も雨でした。皆様お疲れ様でした。