大河ドラマ事件その後 (第三者委員会) | 清須市議会議員 高橋てつおオフィシャルブログ Powered by A,meba

大河ドラマ事件その後 (第三者委員会)

いよいよ明日「清須市職員の不祥事における第三者委員会」
が開催されます。
これはもちろん大河ドラマ事件についての
第三者による調査のための委員会であります。
前回の記事にも書きましたが「非公開」というのも大変気になりましたので
内容等についてヒアリングしてまいりました。

まず設置の目的ですが

職員の不祥事に関して、速やかに原因究明を行い、
再発を防止するため、職員の不祥事における第三者委員会を設置する

とされてます。

「職員」の不祥事という言葉が2度出てきますが
「職員」の不祥事という観点だけでなく
「組織」の不祥事という観点がなければ
事の本質を見失う恐れがあると思います。


そして、この第三者委員会の所掌事務ですが

①不祥事の原因究明及び事故責任の調査に関すること
②不祥事の再発防止に関すること
③その他不祥事の処理に関すること

です。

まずここで気になるのが「不祥事の原因究明」という意味です。
これは「不祥事」が「何故起こったか?」を究明するという意味です。

不祥事の原因究明をするためには「不祥事」とは何なのかをはっきり
させなくてはなりません。

名目の異なるものに支払ってしまった不適切経理が不祥事なのか?
巨額のお金が動いたのに一職員しか知らなかったのが不祥事なのか?
役所の事務として契約書を交わさない見積もりをとらないということが
不祥事なのか?
担当職員が必要書類を隠してしまったことが不祥事なのか?
予定以上の赤字を出してしまったことが不祥事なのか?
その他etc・・・

ま、全てのことを含むことが今回の不祥事だと思いますが・・・
整理して定義づけていかなければなりません。

これまで私は原因究明よりもむしろ真相究明という言葉を使っております。

これまでわずか2回の検証のための特別委員会での調査や、
その前後の自分なりの検証の中で、ぼんやりとしかまだこの「事件」が
なんなのかは見えません。

ただ「何か疑わしく思える」「不自然な事がある」
ということが多すぎるということです。
そして「不都合な真実」が隠蔽されているように感じます。

わずか2回の検証特別委員会では真実が見えません!

まずはこの事件の「真相」「真実」が何なのか?
そこを究明しなけらば嫌なものが胃につかえているような感覚が拭えません。
それは住民の方々も同じだと思います。

まずは真相を明らかにし、その上で「不祥事」の定義をはっきりさせ、
整理した上で、その「原因」の究明と再発防止策を
考えていくべくではないのでしょうか?

前からしつこく言っておりますが特別委員会の早急なる開催を求めますし、
この特別委員会の重要性を認識する必要があるでしょう。
そしてそれが清須議会の存在意義にかかる重要な仕事です。
やらないということは、議会は必要が無いということです。

さて話が大分それました・・・第三者委員会に話を戻します><

委員は3名で

弁護士(市の既存の顧問弁護士では無い)
公認会計士
地元企業社長

だそうです。それぞれの委員が特定のどなたなのかは
今のところ公表できないそうです??

そして、そこに企画部人事秘書課の3名の職員が
庶務をするそうです。企画部長・次長は当事者として加わりません。


会議は非公開です。これには疑問をもっています。
非公開の理由は個人情報が云々・・・という説明でした。
個人情報というのはどうも名前ということらしいですが、
名前に関しては特別委員会でもバンバンでてます。
私は無知識者でその名前が出ることが何か法に抵触するのか
人権を侵害するのか理由がわかりません。
このような第三者委員会の事例として非公開が多いとかなんとか。
この案件は議員も市民も非常に関心が高いので
是非公開にすべきと思います。


第一回の委員会の進め方は

・委員長・副委員長の互選
・事件のいきさつ説明
・委員会の進め方を委員に決めて頂く

方向だそうですが、当然ですがあくまで
第三者委員のやり方に委ねるそうです。

すでに選定された第三者委員には我々議員に提供されたものと同じ
膨大な資料が配布され、開催前より問い合わせが多いようです。

はっきりいってかなり労力と時間がいる作業だと思います。

そんな大変な作業をホントに委員さんはやられるんですか?
と思いましたが、委員さん方には市の内規の規定にある
報償費が支払われるそうです。
弁護士で1日に2万円だそうです。
弁護士としては安価であると思いますが、
報酬はちゃんと支払ってやるべきことは
やって頂かなければなりません。

そして継続的に委員会を開催していき、
最終的には報告書としてまとめるそうです。

私はこれまでこの第三者委員会は役所のアリバイの為に開催されるもの
事務局のシナリオに従ってイエスマンの委員さんが追認するもの
をどうせやるんだろうとと性悪説で見てましたが、
本日ヒアリングした中では率直に一定の期待感は持ちました。
若き職員の良識を信じたいと思いました。

ただ何をすべきか前提や目的をはっきりしてほしいこと、
こんなことは私のような無識者が言わなくても有識者たる委員さんには
判っていることで言うだけご無礼な話でありますが。。。

期待してます!!