平成24年度第1回清須市行政改革推進委員会 | 清須市議会議員 高橋てつおオフィシャルブログ Powered by A,meba

平成24年度第1回清須市行政改革推進委員会

本年度第1回の行政改革推進委員会が開催されるということで傍聴にいってまいりました。
当委員会は条例に基づき設置されているものであります。

本日の議題は以下のとおりでした。
  (1)株式会社中日新聞社に対する未払い金の経過について
  (2)今後の行政改革の取り組み及びこれまでの行政改革について
  (3)第3回清須市市民満足度調査報告書(中間まとめ)について

はじめに市長からあいさつがあり「大河ドラマ館事件」
についてのお詫び等がありました。
市長はあいさつの直後、公務という事で退席しました。
この委員会は公務じゃないんでしょうか?

その後企画部長より「大河ドラマ館事件」についての経過説明がありました。
経過説明の後、各委員から積極的な質問や提言がありました。

まず驚いたのは今委員会開催につき、
それなりのボリュームのある資料が当日配布されていますが
事前に配布もなけければ、議題も知らされてなかったようです。

また財政上の数字についての質問があった時に
正しく返答ができない場面もありました。
(行革の委員会なのに財政所管が不参加であったのも原因のひとつです)

各委員さんの様子を見てますとなるほど有識者として
当然ながら委員会の意義も認識され積極的に参加されております。
あまりにも失礼であるし、何をもって、何を期待して委員会を開催したのか
理解に苦しみます。(議会にも対してもそういうことは多々あります。)
市長が途中退席。副市長不在、財政所管も不在なのも理解に苦しみます。

「大河ドラマ館事件」で露呈した説明責任の不在、議論のプロセス軽視の姿勢
などの課題がいまだもって反省・改善されてなく
大変残念な気持ちになると同時に
本当に市当局は大丈夫なのか不安になってしまいます。
当局の準備不足、能力不足により、委員の皆さんに無駄な時間を過ごさせたり、
焦って無責任な決断をせまってしまう結果になるくらいなら、
少し立ち止まったほうがまだましです。

さて委員の皆様からの主な意見を列挙します。

○大河ドラマ館事件についてこれで幕引きしてはいけない
○税金で1億1千500万円を補填したことに対して疑問
○行政改革推進委員会で大河ドラマ館事件について調査検討し答申すべき。
○市長の身の処し方に疑問
○多くの市民の中で疑問がくすぶっている。
○事が起きた時の適切な対応によってリーダーの器が問われる。
○市長の身の処し方に疑問
○住民説明会を行うべき。
○これは市長の為にも行うべきで市民に対してきっちりケジメをつけるべき。

○推進協議会の責任。(収支についてきちんと監視してなかったこと等)
○推進協議会とか各種審議会とか民が無責任のまま
「あて職」で入る手法やあり方が本当にいいのか?あり方を考ていく必要性。
○市だけの問題では無く「僕ら(市民)」の問題でもある。
○推進協議会といえど職員が入り、役所が事業をやるのに
 予算統制がどうしてできなかったのかが理解できない。

大変まっとうで、市の事を真剣に憂慮され、
かつ責任感もある立派な意見だと感じました。

まっとうな市民の声を役所の論理で
無駄にしてはいけません。
かっこうだけ市民と一緒にとか、協働でとか
合唱しているのは空しい。
行政は市民と真剣に真正面から向き合うべきです。



※清須市には市の政策を民に諮問する多数の審議会が存在してます。
それぞれの審議会で出された一定の方針は、我々議会の方にも提示され
時として当局の政策のあり方を担保するものとして利用されがちです。
極端な言い方をすれば委員の理解・認識が低いまま、
なし崩し的に了解を得たものとして
政策を強引に推進させる道具(アリバイ)に利用される恐れもあります。