大菩薩嶺と飽きない富士山。 | H i Bi no A T O

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風景写真家 高橋智裕のBLOG
tomohirotakahashi.com


富士山て、どうして何度見ても見飽きないのだろう…。
ほんと、時間が許せば、いつまでもその場所に居座りたい気持ちになる。
明日登ろうと思っていたのだけれど、予定より登山口に早く着いてしまい、しかも快晴、コースタイムも夕暮れには間に合うということで、急遽、予定を前倒しして、撮影に登ってしまいました、大菩薩嶺。
ここ、仕事抜きで前から来たいと思っていたほど、恋焦がれていた山。
富士山を眺めながらの緩い稜線歩き、想像しただけでワクワクしてしまっていた山。
快晴だったけれど、冬型が強まっているから、太平洋側は強い風。
そして、ここは2000m近い場所、稜線に出れば遮るものがない場所。
ほんとすごい風だった。
が、しかし、それを微塵も感じさせない私のブログ(笑)
素晴らしい風景にごめん、需要はないと思うが、山ではしつこくやる!
優しいふたりの登山者に撮っていただきました♪
ありがとうございます、この場を借りて。
ご覧になっていないと思うけど…。
最初の頃より恥じらいを捨てた自分がいる。
稜線に出て、雷岩というゴツゴツした場所の陰で昼ごはん。
寂しく岩と向かい合ってのアルファ米。
風強いし、あまり食べたくもなかったけれど、そこは登山、シャリバテなんてしたら単独行、暴風の中でビバークを強いられるし、薬のように無理して食べた。
別にまずいわけではなくて、単にそれほどお腹が空いていたわけじゃない。
その後、私の山行には絶対に外せないコーヒー。
スノピの無骨に育てているチタンマグ、富士山にばえる♪(自画自賛)

食事を終えて、下山への稜線歩き開始。
稜線その1。
稜線その2。

風がすごくて、一度身体がフワッと浮いて、慌てて防風姿勢を取った。
山で実際にやったのは雪山も含めて初めて。
そう、天気のいい日を吟味しているから、あまり悪天候に遭遇せずに済んでる。
まあ何回かあるにはあるけど。
ただ、やっぱり来たかった、そしてこんないい天気で、あまりにのんびり撮影(これは仕事)とか、景色にうつつを抜かし、気づけば日暮れギリギリで駐車場に到着。
気づいたら車1台もいないし。
今日の大菩薩嶺、最後の登山者になってしまった。
昨日、祝日だったせいか、今日はかなり空いていた。
暴風だったけど、まあそれなりに。
帰路の途中、こんな夕暮れの絶景に出会って、ここでも30分くらい居座り、スマホ圏内に入った時には完全な夜でした。

しつこく出す。
なんでって、努力の結晶だから(笑)
レリーズを忘れたことに気づいたのは登山開始約1時間後。
もう戻るわけにも行かず、タイマーで何回か撮ってようやく。
手が切れてたり、シャッターが押せてなかったりで試行錯誤して撮った2枚。
欲しい人いますか?
はい、居ませんね、そんなもの好き。
今、見返すと珍しくアウター着てます。
それだけ風がたまらなく強かったのです。
まあ下のこの2枚は、自己満足のものなんですけどね。

嬉しい気持ち伝わりますか?
これ、ひとりでやってるんだから、見られなくて良かった(笑)