津和野・石見銀山・吹屋、そして帰路。 | H i Bi no A T O

H i Bi no A T O

風景写真家 高橋智裕のBLOG
tomohirotakahashi.com

今日も番組をご覧頂きました皆さん、ありがとうございました。
また来週も、よろしくお願い致します。

今朝、無事金沢に戻りました。

早朝、早速撮影、気温は1℃という冷え込みに雲海が現れ、その上に浮かぶ津和野城跡(島根県)は、まさに天空の城でした。
中国地方には竹田城や備中松山城の他にも山城が多く、その城のある山もかなり標高が高いうえに、盆地の中に川が流れ、雲海が出やすいという地形。
中国地方は天空の城銀座ですね。


世界遺産に登録されている石見銀山の、中心となった大森の町並みを撮影。
世界遺産ながら、平日で雨降りということもあり、貸切状態で歩くことが出来ました。世界遺産で、こんなにのんびり歩くことが出来たのは初めてでした。
赤瓦と土壁がとても印象的な、当時の繁栄を今に残す旧い町並みでした。


そして、今回の旅最後は、車を預かっていて頂いたお宅のある、岡山県高梁市吹屋。
数日前には、映画「八つ墓村」のロケ地として紹介しましたが、今日は集落を。
山間部に突如現れる、赤っぽい古い町並み。
銅とベンガラで、江戸から明治にかけて盛えた吹屋の集落は、石州瓦とベンガラ色の木造家屋で統一されています。
様々なテレビや映画の撮影に使われるのも納得な、鮮やかながらも整然とした佇まいの集落でした。
国の重要伝統的建造物群保存地区として、多くの観光客が訪れるそうですが、大森の町並みに引き続き、誰も歩いていない貸切状態でゆっくり撮影することが出来ました。
その後、今回車を預かっていて頂いた、この吹屋に住まれていて、先輩写真家五島さんの親友、清水さんのお宅で、奥様が作って頂いた牡丹鍋と猪肉のスペアリブをご馳走になりました♪
食べたいなあと、昔から思っていた猪肉、今回初めて戴き、脂がしつこくなくて、甘くて、「猪肉は脂がうま〜い!!!」と感動しました。
奥様の料理に舌鼓を打ち、しばらく楽しい時間を過ごさせて頂いて、金沢への帰路に就きました。