21年前、「特命係長 只野仁」2003年のバージョンで、電王堂総務課に1人だけ男の子が入ってきたことがありまして。
その子は、まだ何も経験がなく現場にきた感じで、ひたすらデスクに向かってて。
僕も現場では必死で、芝居でちょっかい出すくらいしかできなくてね。
先輩としても偉そうなことなんか言えないし。
この世界、それで嫌になるも、頑張り続けるも本人次第ですから。
以降、何かの折にあの子どうしてるかね、と誰かと話題に登った時、
今ミュージカルで人気あるみたいすよ、と誰かが。
なんと昨日はその子と21年ぶりに再会。
「その子」なんて言えないほど立派になって、しかも凄く頑張ってる、
加藤和樹くんと。
かつて僕もそうだったように、
誰もがああいう心許ない時を経験して
いろんな道に行くんですよね。
どっちに行くかわからなかった彼の台本に、「頑張れ❗️」と書いた。
あれから21年の間、しっかりスキルを積んで、今なお真面目に自分を磨いてる彼と会うことができて
本当に嬉しかった。
しかもその時のことを覚えててくれた。
側からは華やかに見えても
ほとんどの時間は苦しい時間。
喜びは一瞬、
そしてまた苦しい時間。
彼もまたそんな時間を過ごす仲間になったはず。
でも、誰かが観てくださって、一瞬でも楽しい時間を過ごしていただけたら。
苦しさにもだんだん強くなってくるしね。
エンターテイメント、
価値ある仕事だと思うんですよね。
頑張りましょう‼️
俺のことも応援してくれ❗️
大岡越前観てくれよ‼️笑