しっかしこの180年前に書かれた
「モンテ・クリスト伯」という原作キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ




深いですねーあせるあせるあせるあせるあせる





いつの世も変わらない、

「人間」の心の中の様々なもの。



折り重なる深い深い感情の変化。





無垢が貶められ、悪に復讐をしていくうち、
自分も悪に堕ちる。




正義とは何か、


悪とは何か、



許すとは何か。




完全なる復讐は、あるところから善と悪が入れ替わるようにも思え、




復讐に意味はあるのか…






それでも消せない悲しみや怒り。





善と悪の間で揺れる人間の感情と、
どこか神が人の中に宿した「許す」ということ。







最終回の、病院で真海と入間のシーンが好きだ。




映像上で実現されることはありませんでしたが、




台本には、


項垂れた入間の横に、
いつの間にかやってきた真海が静かに座って交わされる会話。



ただの、あと一歩で復讐が完遂されるに至る、上から下の一方向の関係ではない会話。


いくつもの感情の絡み合った2人。




表面で交わされる言葉と、もうひとつの、心の奥底で交わされる無言の会話。



敵と味方の間に生まれる、悪に堕ちた者同士の、禁断の哀しいシンパシー。


醜くも美しくも見えるシーン。。。




ま、あくまでボクのイメージですが。。。





クライマックスで露呈されるのは、隠し、平穏な日々を送る人々の、


奥底に押し込められ、複雑に絡み合った本音の感情の露呈。




この作品は、表面の奥に常に流れ渦巻く、

綺麗事ではない「人間」というものを描く、
ものすごい作品なのだ、とボクは思います。





そのドロドロした生存本能を持つ人間が共生するために、

他人の存在を肯定し、他人に対して優しく、生かすことが人としての美徳。


それもまた真実。


人が賢くなった現代においては、その美しさが
悪を上回ってほしい。





他人のことを考えず、容赦なく自分の生存本能のままに振舞うことが「悪」


あるいはトラウマへの復讐か。。。





作品から難しい芝居を要求され、2018年のこのバージョンで、僕らはどこまで表現できたのでしょう。



でも今回のバージョンは今回のバージョン。


今回皆様が楽しんでいただけるモノであったなら、 本当に嬉しいですキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ



一つだけ言える確かなことは、

誰も他人の命を奪う権利なんか絶対にない。





皆さま、本当にご視聴ありがとうございました。

お疲れ様でした。




道は続くのです。。。走る人走る人走る人走る人走る人