ここの湯は本当に好きなのだ。
日本三名山の一つ、白山の麓から15キロにわたって引かれた源泉かけ流しの湯。平瀬温泉。
平瀬温泉にある10件ほどの宿は、
全てが源泉かけ流し。
入ると、ほんの一瞬熱いかなと思う。
けどすぐに柔らか~く順応して今の感覚が錯覚だったかのように、少しぬるいかなくらいの快適な感触になるのです。
疲れた心を柔らかく温かく包み、
優しく背中をさすってくれるような、
そっと背中を押すように自己治癒力を促してくれるような…
そんな感覚のお湯なのです。
いつまでも入っていたくなる、あがるのが名残惜しくなる、そんなお湯。
昨夜は短めの入浴で、腰痛マイナス30%。
お肌まさかのしっとりツルツル(調査対象51歳オヤジ1人)でした。
露天風呂。
四季の樹々に囲まれた爽やかさ、しっぽりと包まれるような安堵感。広すぎず狭すぎず。
腰を落ち着かせるに良い石、半身浴をするに良い石、
また快適に背中をあずけられる石が、いくつもちゃんと用意されています。
今の時期だからか内湯より少し温度設定が低めで、
森林浴をしながら、小鳥達の声を聴きながら、堪能して、、、癒されます。
宿も隅々まで、さりげないおもてなしが。
東京から富山まで新幹線で2時間。
新しい車両を楽しんで、
車に乗り換え1時間半、ちょっと眠ればついてしまう。
便利になった引き換えのに薄れた、遠路を旅する旅情をほんのり感じさせてくれるような距離感でした。
岐阜県大野町白川郷
平瀬温泉