今日も読んでいる。
佇んでは、読む。
出番で呼ばれ顔を上げた彼は、
時としてアメリカのどこかに監禁されたアレックスの脱出に立ち会い、
ある時は現代落語について考察し、
またある時は主人公を探し、深遠なる森を彷徨っている。
そして今もまた、
読んでいる。 入念に。
ホテルの案内を。
疲れているのか…。
そして 佇む。
背中に哀愁を漂わせ。
尾美…。
佇んでは、読む。
どれどれ。
ルームサービスのメニューでさえ尾美が読めば…書物、なのである。
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毎週水曜よる9:00 BS-TBS
「極上のクルーズ紀行」
高橋克典トーク&ディナー2015