言わずと知れて…いるでしょうか、
実はこの方、元祖!名子役なのです。
歴代の数ある名子役達の中の筆頭格。
現れては消え、太ってゆく子役たちの中で、
大人になっても途切れることなく映画にドラマに舞台にと活躍されている、ほんの僅かな俳優さんのお一人なのです。
とにかく人生の殆どを芝居の世界に生きておられるわけで、
その過去のお仕事のお話を伺うと、
まるで三船敏郎さんと同じくらいのお歳かと思うくらい「あの」作品にも「え、あの⁉︎」作品にも出演されており、実はそっくりな親子がこっそり「尾美としのり」を襲名しているのではという噂も一部ではあるくらいのキャリアの持ち主であります。
芸能界の生き字引と呼ばれる日も近いですね。
そう、言ってみれば、子役ママ達が羨望の眼を向ける、子役界のレジェンド
ですから尾美さんが現場に現れると
「尾美が来たわ」
「尾美よ、ほら見て」
と、ざわめくママ達を鼻で笑い、弟子を3人も引き連れ、上から目線で颯爽と歩く…
ということは全くなく、尾美さんは今日も1人、眼鏡をかけ、手には何冊かの本と誠意の入ったお気に入りの鞄を下げ、実直な役者オーラを醸し、時にほんの少しだけ昨夜のお酒に目尻を下げて
現場にやってこられます。
「おはようございます。」(笑顔)
丁寧です。
冗談はともかく、やはり数々の名作の中で磨き上げられてきた尾美先輩は、その流石の存在感、説得力、そして何がどうでもなんとかするという現場感‼︎ もう何度もご一緒させていただいているのでお友達のように接してくださいますが、いつも本当に勉強させていただいております。今回もどうぞよろしくお願いします。
バレー部。
散歩好き。
妻ひとり、犬一匹。