すっかり回復した転職マーケット。
安定するにはまだ時間はかかりそうですが、
紹介会社さんがどうにか食べていける程度には持ち直したようです。
しかし、それでも転職活動に苦戦する人は多いのが現状。
それはどうしてなのか?
今回はそのあたりを率直に書こうかと思います。
では先に結論から。
「主張ばかりでリスクを背負えないなら、転職できません。」
はい、以上です。
いろいろなご事情があるにせよ、転職で全てが叶えられるわけではありません。
現在持っているものを失う事もあれば、転職することで得るものもあります。
全てを鑑みて足し算・引き算を行った上でプラスなのであれば転職は成功なのですが、
欲張ると痛い目にあったりもします。
「今の仕事と別の事をやりたいな。年収は生活もあるし現状維持で。あと、有名で大きい会社がいい。」
こんな声、実はよく聞きます。
はっきり言いますけど、こんな人と一緒に仕事したくありません。
どれだけ我儘なのかと。
こういう方は転職しない方がいい。
というか、自分自身がどういう事を言っているのかを考えた方がいい。
もっというと、社会人としてどうあるべきかを考え直した方がいい。
私もキャリアチェンジを希望する方を数多く支援して来ましたが、
失敗する方はこういう考え方の人が多いですね。
成功する方は、こんな方です。
「違う仕事をやりたいとは思っているが、そうなるとゼロスタートだし、会社規模は小さくてもいい。」
「年収は今より下がってもいいが、早く成果が出るように必死でやる覚悟ができている」
「書籍等で希望業界の事は勉強していて、未経験ながら共通の話題で会話ができる」
会社に依存せず、年収が下がってもいいとリスクも背負い、
現職で忙しい中でもスキマの時間を見つけて勉強している。
こんな人とは誰もが一緒に働きたいと考えます。
転職活動がうまくいっていない方の多くは、
こういった取り組みが足りないor行っていないというのが原因です。
(就職活動にも言える事です)
こういう考え方の持ち主は、転職回数が多くても、学歴が足りていなくても、
直近の企業を1ヶ月で退職していても採用されます。
(特に今年はそんな方を多くお手伝い致しました)
転職回数が多いのを理由にし過ぎていませんか?
希望年収の妥当性を考えた事はありますか?
やりたい事だけを主張していませんか?
企業が聞きたいのは「言い訳」ではなく「理由」です。
厳しいようですが、これが現実ですし、ビジネスを行う上で当たり前の事なのです。
以上。
ご参考になれば。