ミゲル | 高橋健介オフィシャルブログ「KENSUKE TAKAHASHI」Powered by Ameba

ミゲル

先日、日本代表監督を7年間務めたミゲルが離日しました。



自分は代表監督になる前のシーズン、

自分自身のスペインリーグ1年目のカハ・セゴビアでもミゲルが監督だったので、付き合いはかなり長い期間になります。




スペイン1年目、言葉も文化もフットサルもまだまだ何もわからないアジア人の自分に対して、

とても気にかけて常に助けてくれました。

きっとミゲルがいなければ挫折してスペインで何年もプレーすることはできなかったと思います。

この時は間違いなく何を言ってるのか分かってませんね笑

試合前に胸をトントンと叩いてくれて
「自信を持って!楽しんで!」などと一言もらい試合に向かう。



このルーティン結構好きでした笑



日本代表になってからの功績はみなさんが知っている通り。

大きな大きな功績を日本フットサル界に残してくれました。


大会での結果以外の部分での活動(普及クリニックや指導者ライセンスの整備なども含めて)大きな価値のあるものだったと思います。
大きく発展するベースを整えてくれたと思います!

自分はミゲルが辞めた後の1年、同じくカハ・セゴビアでプレーしたので
ミゲルが辞めた後に残った大きな失望を経験しています。

その失望を希望に変えてセゴビアを大きく発展させたのが、現インテルモビスター監督のヘスース・ベラスコでありミゲルと一緒に仕事をしていたスタッフ、選手達だったと思います。

ということは、今回のことは日本フットサル界を発展させるチャンスなのだと思います!

ミゲルのフィロソフィーに触れた人たち、選手、スタッフ全員で発展させていかなくてはいけないと思いますし、その力で現状の困難に立ち向かっていかなくてはいけないのだと思います。




もちろん寂しい思いもありますが、またすぐに会える気がしてなりません。

ミゲルに対しては感謝の気持ちしかありません。
ミゲルが残してくれたものを発展させることの力になれるように、自分にできることをガンガンやっていくのみですね!



先日の送別会の写真。
ミゲルに代表から外された選手、呼ばれなかった選手、選手と監督としてはいろいろなことがあったにも関わらず、こうしてみんなで話ができ、みんなが感謝していること。

これがミゲルの人間性をよく表しているのかなと思います。



ミゲル本人も言っていますが、日本のためにという思い、モチベーションは全く失っていません。
これからも違う形で日本フットサル界に貢献してくれると思います。


最後にミゲルに言い忘れたことを書きます。

ミゲルは自分と話をしていてこう言いました。

「私は日本人化してしまった。」と。




送別会に30分以上遅刻してくるあたり、


まだまだスペイン人です!!