天気と痛み

今日の東京は、台風18号が通過して
昼から晴天になりましたが強風が残っています。


昨日も一日雨でしたが、
「雨が降ると腰痛がひどくなる」「雨だと頭痛がひどい」
と訴える患者さんが多く来院しました。


雨や雪や台風の前後に、
痛みが増す方はけっこういます。


体が強い方は「天気と痛みは関係ないです」と言います。
しかし、調べてみたら「天気痛」や「気象病」
という学術用語があるようです。

「天気痛」とは、天候によって痛みが変化するもの。
「気象病」とは、天候や時間・気温・湿度等の気象条件の変化で、
痛みだけでなく症状が変化するもの。


私は子供の頃の交通事故の後遺症でかなり前から
「関係あり」と感じていました。


梅雨時は頭痛や肩こりがひどくなる。
雪が積もる日の前夜から頭痛がする。
雨が降っている日は、朝から体が重くなる。


今はもう後遺症が治りましたから大丈夫ですが、
同じ症状の患者さんのつらい気持ちがよくわかります。


天気と痛みの関係ですが、気圧が関係していると思います。

気圧が高い（＝天気が良い）と痛みが和らぐ。
気圧が低い（＝天気が悪い）と痛みが増す。


温度、湿度、気圧の関係が、
痛んだ神経に悪さをするのだと思います。


解消法としては、温かいお風呂にゆっくり入ったり、
ストレッチしたり、軽い運動をするといいでしょう。