DMVデュアルモードビークル | 鉄道と仙南のイベントの事を語るブログ

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おばんでございます。今回は、DMV「デュアルモードビークル」という車両の事をブログへ書いてまいります。

 

今年の夏、徳島県では、日本国内だけでなく、世界初となる、鉄道線路も道路も両方走れる車、DMV「デュアルモードビークル」が本格的に運行開始されます。そのDMVという車は、マイクロバスを鉄道線路でも走れるようにしたもので、道路では通常の車と同じく走り、鉄道線路では収納していた車輪を出して走行する車両で、車と列車の掛け合わせたものとなります。

 

そのDMVは、列車とバスとの乗継を解消と将来の赤字ローカル線の維持を目的として開発された車両である。

 

①列車とバスとの乗継解消

当然、列車で病院、買い物、会社等へ行く場合、駅でバスへ乗り換えなければならず不便となっている。そういった状況からDMVの場合であれば線路から道路へ直通して運行する事から、そのまま列車からバスへ乗り継ぎ事無く移動ができ、乗継解消にもつながるメリットがあるわけです。

 

②赤字ローカル線の維持

赤字ローカル線の場合、ほとんどであれば、路線が廃止になったり、三セク鐡道へ転換されたりするケースがある。さらにいえば、線路等の保守にも手間がかかり、コストもかかってしまうわけだ。そういった状況からDMVであれば、通常の鉄道車両より低コスト、車体が軽い事から、保守コストを抑えられるだけでなく、バスとして鉄道路線を拡張できるといったメリットもあり、赤字ローカル線の維持にもつながる

 

③防災面にもつながる

さらにうと、日本は地震や災害大国といわれていて、そういった自然災害では鉄道線路、道路が寸断されていしまい、交通手段も遮断されていしまうわけです。DMVがあれば、道路が寸断されていても鉄道線路が大丈夫なら列車として、線路が寸断されていても道路が大丈夫ならバスとして走行する事が出来、防災面にもつながる事に期待ができる。

 

さらにいえば、車の場合、鉄道車両とは違って、粘着係数が高く、急な勾配にも強い事から、当然、車の場合ですと、鉄道で例えれば、交流電気機関車ED75を2両分の粘着係数であり、車の1つであるDMVの場合、大井川鉄道や仙山線の作並~山寺等といった急勾配路線でも走行できる設計となっている。