こんにちは。
高岸新晴(たかぎしよしはる)です。





あなたにとってマイナス感情とはどんなものですか?







この話をすると、今ではもはや驚かれることの方が多いのですが、もともと僕は「他人に共感できない」というコンプレックスをずっと持っていました。


いま思い返すと本当に懐かしく思いますが、ぼくは人間に興味がなかったんです(笑)理論物理学とか、そういうサイエンスなものとか学問とかが好きでした。まあとは言っても、高校生の頃は進学校で落ちこぼれていたんですけど。


「あなたが心理学を学ぶなんて」と、その昔(と言ってもそこまで前でもないですが)パートナーに言われたのが象徴的です。彼女からすると、それくらい、人間に、というより多分、他人の心理というものに、ぼくは関心がなかったんだと思います。


より正確には、リアルなものにリアリティを感じなかったんですよね。だから数学とか物理学とかそういうものが好きだったんですけど。まあそれは置いておいて。



いま振り返ると、人間に興味がなかったのは、おそらく他人のことがあまり理解できなかったからだと思います。そして自分が理解してもらってると感じることもあまりなかったんだろうと思います。だから孤独だったろうなあと思います。

それなりに友達はいただろうとは思いますが、孤独感があったことの方が記憶にあります。高校生のとき友人に「お前は孤独な社交家だ」と言われて、うまいこというなあと感心したことがあります(笑)

このへん「思います」まみれの文章で読みにくくてすみません。ぼくね、基本的に、あんまり昔の記憶がなくて。子どものときの記憶とかはもうね、ほんとに、皆無です。「毎年ディズニーランドへ連れて行った」と親は言いますが、ぼくには一切記憶がありません(笑)

今年になるまで別に気にもとめてなかったんですが、あるとき、友人たちと子どもの頃の記憶についてシェアしたら、「そんなに記憶ないの?」とみんなに驚かれることがありまして。「あら。そんなに尋常じゃないほど記憶力ないんだ」と気付かされました(笑)

そういえば確かに、「あなたには記憶力と嗅覚がない」とパートナーに言われたことがあります。頑張って料理を作っても覚えてないので甲斐がないそうです。まあそりゃ頑張って作った

とはいえ、「あなたは毎日砂利食べてたらいいねん」と言われたことは、いまでも忘れられない甘酸っぱい思い出です(ここ最近の話ですが)。

このへんのことも、実は、おそらく、ぼくが強烈に「感情というもの」に興味を持つに至った背景の一つとしてあります。ぼくには、自分が自分自身であるという実感も、人生を生きているという実感もなかったからです。

だから、何者としてどう生きたらいいか分からなかったんですよね。自分は存在しない、という感覚の方が強かったからです。

これね、たぶん感情を感じてなかったからなんです。まあ感情ってだけで説明することは出来ないんですけども。






話がそれまくりなので、話を戻します。




そうそう。

ぼくは、他人に共感できなかったんです。

これね、当たりまえなんです。だってぼくは、自分の感情を感じていなかったから。正確には、感情は感じていたんですけど、それを感じないようにしていたからです。

ずっと、表面上「うまくやる」ために、マイナス感情を感じないように、感情自体を殺して生きていました。

ぼくはマイナス感情を、ひとを傷つけるもの、人間関係を壊すもの、未熟で幼稚な証拠だとして、頭で論理的に説得して、なかったことにして生きていました。もちろん無意識のうちにです。

だから初めて、感情のセミナーの中で、「感情を感じてみてください」と言われたときに、「へ?なにそれ?どうすればいいの?」って普通に本気で思いました(笑)


自分が感情を感じてなくて、つまりは、自分がなに感じているのかもわかっていないのに、他人の感情がわかるわけありません。自分の感情を感じないようにしているのに、他人の感情を感じられるわけがないんですね。


ところが、感情をいくら感じないようにしても、感情は感じます。それは、意識の仕組みより、感情の仕組みの方が、もっともっと古くて深い、生命の機能だからです。意識が作られるのは感情を感じたあとです。だからコントロールすることはできません。

もちろんある程度は麻痺させることはできるんです。でも、お腹減らないようにっていくら頑張ってもお腹は減りますよね。生きているから。それと一緒です。


ぼくはずっと感情を否定して、感情を感じることを否定して、感情を感じる自分を否定していました。うまくやるために。

ところが、これやると、いろんな問題が起きてきます。うまくやるためにやってるのに、ちっともうまくいきません。


他人に共感出来ないから人間関係うまくいかないし、表面上うまくいってたとしても、他人と感情的につながることは出来ません。つながりを「感じること」が出来ないわけですから。もっと言えば、自分とのつながりを感じるられません。


また、感情を感じるたびに、そんなダメな自分を嫌いになります。


そして、やりたいことが何かもわかりません。なぜならマイナス感情を感じないようにするとポジティブな感情も感じられないからです。

やりたいことって自分が喜びを感じることです。感情を感じられないとやりたいことがわかりません。愛おしさやつながりも感じにくいです。



逆説的ですが、感情を抑圧してコントロールしようとすればするほど、感情に振り回されることになります。感情は押さえ込もうとすればするほど出てきます。なぜなら、その感情を感じることは命の機能だからです。命の衝動として、感情を感じるんですね。


そして、完全に抑圧して麻痺させると、感じていることに気づけなくなります。これは気づけなくなるだけです。無意識のレベルでは感じているものを意識化できなくなります。


結果、いつまでも感情は出続けます。なにを感じていて、なぜ感じているのかに、自分で気づけなければ解消のしようがありません。そして、自分が無意識にやってしまうことが増えていきます。

結果は認識できます。「なぜかいつもこうなってしまう」というやつです。でもなぜそうなるのかは分からないので、そのパターンを変えることができなくて、また繰り返してしまうんですね。




ぼくは感情について学ぶまでは、ずっと、感情を否定することで、感情に振り回されて生きてきました。でも今では、感情について学び、感情の取り扱い方を学んだことで、振り回されるということは、かなり減ったと思います。

もちろんゼロにはなりませんが、少なくとも、振り回されている自分に気付き、感情を解放できるようになりました。


愛の輪解放のセミナーの中では、「感情を肯定する」ことをやります。これは感情解放するためにも大切なんですが、それよりも、感情に振り回されなくなるために、まず必要なことなんですね。

感情を否定していると、感情を感じたことに対してマイナス感情が出るので、どんどんマイナス感情が大きくなってしまって、その結果、余計に振り回されてしまうからです。



愛の輪解放ができるようになると、マイナス感情に振り回されにくくなります。そして、つながりや愛おしさなど、今までより深くポジティブな感情も感じられるようになっていきます。



感情に振り回されたくないという方、人生で変えたいことのある方、自分のやりたいことを見つけたいという方、自分や他人とつながりを感じたいという方は、セミナーにお越しください。


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【日時】2016年9月25日(日)10:30〜18:30
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【開催日時】9月24日(土)
 14:00〜18:00(開場13:45)
【場所】地下鉄御堂筋線「江坂駅」(新大阪駅から二駅)すぐ
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高岸新晴(たかぎしよしはる)でした。
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感情解放あるある。

「感情解放するとあくびがでる」。