私はいつも人々に興味を持ってきたが、彼らを好きになったためしはない(サマセットモーム) | 「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

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私はいつも人々に興味を持ってきたが、彼らを好きになったためしはない(サマセットモーム)

 

 私は教育の道を歩むことを決意した瞬間を、今でも鮮明に覚えています。名古屋大学教育学部を卒業した私の心には、教えることへの強い使命感と、誰もが持つ可能性を引き出すという熱い願いがありました。

 

 その一歩を踏み出すため、アメリカのユタ州にある公立ローガン中学校での教師研修を受ける機会を得ました。異国の地で、文化も言葉も異なる中、生徒たちと向き合う毎日は、時に苦しく、時に心を奮い立たせるものでした。彼らの純粋な笑顔や、小さな成長に触れるたびに、教育というものが人の心を動かす力を持っていることを実感したのです。

 

 帰国後、私は再び教育に全力を注ぎ、英検1級や国連英検A級など数々の試験に合格することができました。しかし、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。河合塾学園や名古屋外国語専門学校での英語講師としての14年間は、単なる知識の提供に留まらず、生徒一人一人の夢を共に背負い、共に悩み、共に喜ぶ日々でした。生徒たちからの信頼を得ることができ、アンケートで40人中2番人気という評価をいただいたことは、私にとってかけがえのない勲章です。

 

 しかし、私の心にはさらに深い情熱がありました。それは、自らの手で学びの場を築き、生徒たちの未来を切り開く力となりたいという夢でした。そうして設立したのが「髙木教育センター」です。そこでは、私自身が経験してきた京大受験の苦労と、その中で得た知識を惜しみなく伝えることを使命としてきました。7度目の挑戦でようやくたどり着いた京大合格への道のり。その間に感じた挫折、不安、そして希望。すべてが私を成長させ、生徒たちにとっての大きな励みとなるのです。

 

 2020年度版から2022年度版「私の京大合格作戦」では、その経験が漫画化されました。私の指導のもとで10年連続で京都大学に合格した塾生たち。その一人一人の物語には、努力の汗と涙、そして諦めない心が宿っています。医学部に合格した4名の生徒をはじめとして、彼らの瞳に宿る未来への希望は、私の心に深く刻まれています。

 

 2023年度の合格速報を見て、私はいつも心が震えます。大阪大学医学部に合格した3名、そして2022年度には京都大学医学部や経済学部、名古屋大学理学部と、彼らの歩んだ道が形になった瞬間。それは私にとって、単なる数字ではなく、一つ一つの命の輝きです。彼らの未来が、私が教えた言葉や想いの中に生き続けること。その事実が、私の教師人生の最大の喜びであり、誇りです。

 

私はいつも人々に興味を持ってきたが、彼らを好きになったためしはない(サマセットモーム)