時は過ぎ去るけれども、ひとたび発せられた言葉は、永久にあとに残る(トルストイ) | 「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

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時は過ぎ去るけれども、ひとたび発せられた言葉は、永久にあとに残る(トルストイ)

 

1910年11月20日〔ユリウス暦11月7日〕)は、帝政ロシアの小説家、思想家。

フョードル・ドストエフスキー、イワン・ツルゲーネフと並び、19世紀ロシア文学を代表する文豪。他の同姓の人物と区別して「大トルストイ」と呼ぶこともあるが、単にトルストイと表記した場合でも、レフ・トルストイを指すことが多い。

 

  昭和の人間として一言。教育現場にいると、どうしても叱らないといけない場面がある。たとえば、授業中に大声をだす子。周囲で真面目に勉強している子のさまたげになるので放置できない。しかし、そういう子は優しく「静かに」といった注意でおさまるケースはほとんどない。

 

 周囲の子も分かっているので、保護者に報告して

「〇〇くんの近くにうちの息子(娘)を座らせないでください」

 とクレームがくる。そういう言葉を無視すると、すぐに塾をやめて他に移ってゆく。さて、塾講師としてはどうするのが正解か。

 

 昭和の時代なら

「このバカやろう!てめぇなんかどこも合格しないよ。はい、さいなら」

 で、すんだ。ところが、令和の日本ではそんな言葉は決して受け入れられない。笑顔をくずすことが許されず、丁寧な言葉以外は受け入れられない。

 

 この状態は、昭和の人間には気持ち悪い「偽善者」ばかりに感じるワケだ。アメリカの大統領選でトランプ氏とハリス氏の批判合戦を聞いたことがあるだろうか。日本だったら、絶対に許されないような暴言の連発だ。しかし、それがアメリカの現実。彼らは正直なのだ。偽善の果てには暴発(戦争)のリスクがあると知っている。

 

 日本は伝統的に「臭いものには蓋をしろ」の文化で、隠蔽や偽善が横行している。そして、陰湿なイジメやパワハラが止まらない。私は、こんな歪んだ「礼儀正しさ」より欧米式の本音のぶつかり合いがマシだと思っている。白黒つけずにいると、どこかで怒りや暴力が爆発する。

 

 聖徳太子の昔から、日本では形式的な「和を以て貴しとなす」が伝統となってしまった。聖徳太子は、1000年以上前の人だけれど一度はいた言葉は永遠に残り伝統となる。

 

時は過ぎ去るけれども、ひとたび発せられた言葉は、永久にあとに残る(トルストイ)