「ドラゴン桜」桜木健二先生の名言 | 「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

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「ドラゴン桜」桜木健二先生の名言

 

 日本に学校が無かった頃、落ちこぼれはいなかった。「落ちこぼれ」というのは塾講師の私にとって「授業についてこれない子」。別の言葉でいうと「テストで平均点の半分も取れない子」。

 

 学校が存在しない国には落ちこぼれはいない。授業が無いから。平均点というのは多くの生徒が同一のテストをしないと算定できない。でも、ここにカラクリがある。地元中学校では授業についていけて、平均点が90点超えの子も超進学校に行くと落ちこぼれることがある。

 

 なぜなら、授業のレベルが高くて授業進度が速すぎる。頭の良い子が揃っているので、平均点がムチャクチャ高い。その結果、田舎の秀才さんが進学校では落ちこぼれ扱いになることなんてザラにある。

 

 塾・予備校は昭和時代の集団指導から個別指導に移行しつつある。個別指導なら、周囲の生徒と比較されないから落ちこぼれと呼ばれることはない。学校も相対評価の成績表から絶対評価の成績表に変わって、個人の努力を評価するシステムに変わって久しい。

 

 しかし、「詰め込み教育」「受験地獄」と呼ばれた団塊の世代の頃と状況は何も変わっていない。なぜなら、受験があるからだ。就職試験もある。昇任試験もある。企業間競争に勝ち残るには優秀な人材の確保が必須だからね。

 

 塾業界では、落ちこぼれが入塾してくると賢い子がよく退塾していく。授業のレベルが落ちるのを嫌がるワケ。素行不良の生徒が集まると「ワルの吹き溜まり」などと悪評が広がり倒産する。会社も似たような事情を抱えている。優秀な人材を採れたら生き残り、ワルを採用したら夜逃げだよ。

 

 教師も口では綺麗ごとを言うが、自分が結婚するとなると高学歴・高収入の相手を選びがち。「見た目じゃないよ」と言いながら、イケメンや美人に群がる人のなんと多いことか。生徒は、ちゃんと見ているよ。

 

 旧帝に合格できるのは、上位の2%くらい。ここ三重県だと公立最難関の四日市高校に合格して、上位の50番くらいに入れなかったら旧帝や国立大医学部には合格できない。完全に相対評価でしょ。競争や格差は優秀な人材とワルを判別するために必要とされているから無くならない。

 

 「追試、補講の常連さん」と呼ばれるのは屈辱だから、みんな頑張るしかない。私にとって「落ちこぼれ」の定義は「頑張る姿勢を放棄した子」。左翼教師はドヤ顔で

「受験はチームワーク。みんなで励まし合って戦いましょう」

 なんて言うけど、そんな言葉に賛成している生徒ばかりじゃない。

 

「ライバルを蹴落としてでも、自分だけは合格したい!」

 という子が大多数だし、そういう熾烈な競争には意味があると分かっているんだよ。中学生や高校生だからって、ナメんじゃねぇよ。

 

「ドラゴン桜」桜木健二先生の名言

 「人を番付けするな、なんてホザくやつは、肝っ玉の小さい甘ったれ野郎だ」

 

 Anyone who tells you not to put a number on people is a spoiled son of a bitch with a small guts.