ブラック部活とイジメの唯一の対処法 | 「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

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ブラック部活とイジメの唯一の対処法

 最近、学校のイジメが原因で自殺する生徒が多い。大問題なのに多くの人は他人事だ。学校は閉鎖空間なので、情報が外部に漏れてこないからだろう。問題が発覚しても、先生方が隠蔽に走るのは多くの人がご存知のことと思う。私は長年、予備校、塾、専門学校で働いてきたけれどイジメなんて聞いたこともない。若いころに、アメリカのユタ州、ローガン中学校で教師を1年間させてもらったがイジメとは無関係な環境だった。

 

 なぜ日本の学校ではイジメが止まらないのか。

 

 理由はハッキリしているけれど、日本には言論の自由がないので多くの教育関係者は口を閉ざすしかない。その理由は2つある。

1、ブラック部活とクラス編成制度。

2、素行不良の生徒の扱い。

 最近は学校の部活動に問題があることが知られてきた。その発端は、教師の労働時間の長さだった。いわゆる、サービス残業の問題だった。部活動に時間をとられて心身が疲弊して授業に集中できない先生の問題。私の勤務していたアメリカのローガン中学校は午後2時半になると学校は消灯され生徒も先生もいなくなった。

 クラブ活動という制度はなかった。授業も日本の大学のように授業ごとに教室を移動していくのでクラスという単位がなかった。クラスもクラブも言わば「狼と羊を同一の檻に長時間入れておく」制度なわけで、イジメが起こるに決まっている。こういう批判をすると、必ず出てくるのが「クラスの団結」「クラブ活動で培われる協調性は大切」という意見だ。

 そういう人たちにとっては、生徒の命よりも自分の理念の方が大切なのだろう。しかし、私の見てきたローガン中学校の生徒たちは日本の生徒たちより礼儀正しくて愛に溢れた生徒たちだった。クラブやクラスなどなくても、生徒たちは立派に育っていくのだ。いや、無い方が育つと思う。

  もちろん、私などが発言したことで何かが変わるとは思っていない。日本社会は明治維新や第二次世界大戦の敗戦など、外圧が無いと変わることが出来なかった。しかし、今は黒船はやって来ないし戦争など真っ平だ。学校の片隅に追いやられたイジメ被害者など見ないフリをするのが日本式。これからもイジメの自殺者は止まらないと思われる。

  なぜなら、今の日本は「自己責任」という軽薄な哲学が蔓延しているからだ。

 

 第二の問題。「素行不良の生徒の扱い」が甘すぎる。イジメの加害者などと報道されるが、実質は殺人に等しい。私は法律のことを言っているのではない。生徒Aが生徒Bを自殺に追い込むほど悪質なイジメをしたら、それは人殺しだ。少年法とか学校とか言う名前に隠されてしまうが、ありのままに見ると人殺しには違いない。

 そういう人間が処罰の対象にならず、隠蔽されたり守られたりする日本社会は歪んでいる。「協調性の育成」「助け合い」「響きあい」などという教師のスローガンに踊らされている子が多いが、教師に言ってやれ。

「先生は、暴力団の組長と協調し、助け合い、響きあうのですか?」

 ってね。自分で出来ないのに、どうして生徒に強要し、死に追いやることが出来るのか。ローガン中学校では、警察を呼んで対処してもらっていた。犯罪なのだから、当たり前ではないのだろうか。教師が対処しようとして、刺されて亡くなった事件があった。生徒の陰謀で教師の暴力がネットで拡散したこともあった。

  教師は教えるプロであって、素行不良の生徒の対処法など知るわけがない。

 

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