5年間で、京都大学「医学部」医学科3名合格(7)
私は、自分で通信添削を始める前に敵情視察のつもりで、Z会を8年間受けつつ河合や駿台の模試を10回受けて、その添削のやり方を徹底的に調査・研究した。競争するつもりなので、勝つための方法を考えていたわけだ。
そして、
「添削は、学力の低い子には適さない」
という結論に達した。たとえば、「電車は、日本社会で重要な役割を演じている」という英作文を書いてもらう時、
Train is playing a important role at Japanese socity.
と書いた子がいた。すると、訂正箇所は
1、train は可算名詞だから冠詞 a が必要
2、important は母音だから a は an
3、society のミススペル
などを伝える必要がある。京都大学だと、2問書いてもらうと、平均14行くらいになるので、このレベルの子の訂正箇所は、40箇所かr50箇所くらいになる。もちろん、得点はほとんど無い。
この50箇所をメールなり赤ペンで書いて得点を計算していたら、どんなに急いでも1時間近くかかってしまう。よくネットで200円とか300円で添削を引き受ける人がいるけれど、それって「時給200円」ということになる。
これでは、食っていけない。ビジネスとして成立しない。もちろん、教育効果などほとんどない。添削する内容が中学レベルでは、たいていの大学は合格できないから、お客様も満足されない。
私は、アメリカで教師をし、英検1級に合格し、京大の二次試験で8割越えを実証したのだけれど、そんなレベルの英語のアドバイスを使うことも出来ない。
結局、、
「旧帝、国立大学受験者でないと通信添削は効果があがらない」
と痛感したのだ。