大いなる誤解(1) | 「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

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 大いなる誤解(1)
 
 「教育困難校」の生徒たちは、周囲から「クズ高校」「モンキー高校」と軽蔑され、ただでさえ低い自己肯定観を高校3年間で、完膚なきまでに傷つけられてしまう。将来の夢も狭められ、ほとんどの生徒は貧困層予備軍として社会に出ることになる。在校中の中退率も高く、消息がわからない卒業生も少なくない。せっかく正社員で就職できても、社会人として必要なさまざまな能力が身についていないので、短期間に辞めてしまう例も多い。
  だが、忘れてならないことは、彼らは家庭環境や、学校の教育環境、さらには周囲に気付かれなかった病気や障害などの理由で「教育困難校」に入るしかなかったという点だ。
   
                                                                              (朝比奈 なを)
 
  この朝比奈さんという方を、私は知らない。ただ、余りに偏った見方をされていると思う。底辺校に行く子は、確かに親の性格に問題がある子が多い。いわゆるモンスターペアレントの子が多い。
  しかし、病気や障害を持つ子は極めて少ない。医者や社長など経済的に恵まれているのに、バカ息子やバカ娘という例も多い。そういう過酷な環境からでも、頑張って難関校に合格する子も多い。
  この地区の底辺校からたまに電話で問い合わせがあるが、ほとんどの場合、親の話し方がおかしい。入塾させたら、多くの場合、便器にウンコがつくとか、備え付けの問題集が消えるとか、月謝と使い込んだとか、備品が破壊される。
  難関校の子が来る時には、決して起こらないことが起こる。
  この筆者も含めて、世の中の多くの人は
「落ちこぼれた子が、可愛そう」
  と言う。しかし、塾講師の多くは、そう考えない。
「怠けて、反抗的で、素行が悪すぎてマジメな子が犠牲になっている」
  と考える。「クズ高校」「モンキー高校」と呼ばれるのは、それだけの理由があるのだ。迷惑を受けた被害者たちは、
「ざまぁみろ!自業自得だ」
  と、内心は思っているのだ。百歩譲って、社会の被害者だと認めたとしても、彼らは、同時に加害者でもあるのだ。
 
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  もう、いいかげん「ごくせん」や「ビリギャル」などの、落ちこぼれをヒーローにするドラマはやめて現実を見た方がいい。自らアウトローになった子を、カッコイイと思わせる雰囲気は社会をダメにする。
  本当に、病気や障害で底辺校に行かざるをえなかっただけなら、大学受験とか就職試験で元の道にもどっていくから問題はない。
  どう考えたって、難関校に合格して医者や技術者になって日本の社会に貢献する生徒の方が賞賛されていいと思うのだが、日本ではヤンキーや暴走族をもてはやすドラマが売れるらしい。
  どうかしている。
  せめて、私だけでも地味に頑張っている素行の良い少年、少女を賞賛したい。
 
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