ボクの携帯は、よく悲鳴をあげる | 「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

「京大」を7回受け、英語8割の英検1級講師「京大セブン」が添削したら、10年連続「京大」合格(うち4名は医学部医学科)。

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ボクの携帯は、よく悲鳴をあげる

私の塾では、家庭学習中の質問をメールや写メして送信すると、24時間365日即日返信することになっている。中学校5科目、高校英語と数学なので、食事中、風呂に入っている時、運転している時、のべつまくなく携帯が鳴る。
  こう書くと「そんなことしたら、宿題の代行になりませんか」とか「1回いくらってことですか」とか「プライベートな時間がなくなってしまいませんか」と、いろいろ尋ねられる。
  まず、宿題の代行問題だけれど、それは私も最初は心配した。しかし、杞憂だった。なぜなら、私の塾生にそんなケシカラン生徒はいない。1回いくらなんて、やらない。私は、お金のためだけに仕事をやっていない。プライベートな時間は、娘が成人したから、必要ない。
  というか、私は生徒の質問に答えるのが仕事と思っていない。楽しいから。変かもしれないけれど、人を助けられたら気持ちいいでしょう?特に、相手が真剣な場合。テレビでニュースを見ているより楽しい。教えると、自分も勉強できるから、生徒の質問には感謝しているくらいだ。
生徒の質問を受け続けいていると、英語も数学も、どこで勘違いやミスが起こりがちなのか、よく分かる。すると、授業の力点をどこに置くべきか分かる。授業の質が上がる。
  私が高校生の頃、本当に数学で悩まされた。今のように近所に塾はなかったから、誰に尋ねることもできない。今もそういう地区に住んでいる子が多い。塾も「小・中学部」という場合が多い。高校生を指導できる講師がいるのは、今も都会だけだ。
  私は、数学のできる近所の同級生に質問に行ったり、参考書を調べまくったり、苦労したあげく全身痙攣で入院送りになった過去がある。解けない、ボーダーに届かない苦しさは誰より分かっているような気がする。
  だから、悲鳴をあげている生徒の気持ちがよく分かる。メールが鳴ると、悲鳴を聞いたように感じるのだ。だから、手をさしのべるのにためらいはない。計算ではない。
  塾で指導できる時間は、週に2回。1回90分。これでは、十分な指導は難しい。だから、家庭学習が大切。そこで、成績の格差が生まれる。家の中に入っていって家庭教師をすると高額になる。指導できる対象が限られる。
  だから、メール。これなら、安価で全員に対応できる。もし、中学5科目を別々の先生、高校英語と数学を別々の先生にしたら、メール指導も高額になるけれど、私は1人で教えられるから人件費を抑えられる。だから、無料でも構わない。
  ただし、こういうシステムは勉強熱心な子でないと意味がない。不勉強な子は家庭学習をしない。そういう子の保護者は「宿題をガンガン出してください」と言うけれど、そんな生徒では難関校の合格は見込みがない。
  自主的に勉強するから、疑問点が出てくる。そういう子でないと、このサービスは使えない。それに、不勉強な子は公式レベルから覚えてないので、メールでは解説しきれないことが多い。
  だから、私は高校生の比率を上げるようにしてきた。今は、塾生の6割くらいが高校生になった。中学生だけの塾でスタートしたのだが、中学1年生や2年生では、差別化ができない。
  高校生の指導ができるのは(旧帝、国立大医学部レベルは特に)この地区ではオンリーワンなので、競争相手がいない。つまり、独占状態なのだ。大規模塾と同じ土俵で競争すると、消耗戦になってしまう。
  大規模塾では、この指導法は「禁止」だ。なぜなら、エロ講師の事件が多発しているからだ。実際、私の友人は名古屋の大規模予備校に勤務しながら、教え子に手を出していた。メールの交換をしながら、個人的に親しくなるのは経営者にとって、命取りなので、リスク回避なのだ。
  だから、私は、メールで返信する時に「こちらから出さない(返信オンリー)。教科内容以外は書かない。この2点はキッチリ守っている。登録もしない。だから、卒業生のメルアドは自然消滅する。
  なにより、私はバツイチのトラウマで女性と仲良くなることなど懲り懲りなのだ。

  「邪悪な自分怖い」 別れ話こじれ 脅迫容疑で「河合塾」講師逮捕
 愛知県警守山署は19日、交際相手の女性を脅すメールを送ったとして、脅迫の疑いで、名古屋市緑区万場山、河合塾講師、高木雅浩容疑者(48)を逮捕した。
 逮捕容疑は6日から14日にかけて、3回にわたり、交際していた名古屋市の20代の女性会社員に対し「感情がコントロールできない」「傷つけたくないんだけど、邪悪な自分が怖い」などと脅すメールを送信したとしている。
 守山署によると、女性との間で別れ話が出るようになり、このメール以外にも「写真をインターネットに流す」と脅していた。14日に女性が署に相談し被害が分かった。
 女性は高木容疑者の元教え子で、数年前から交際していた。「口げんかで頭にきて、つい脅すようなことをしてしまった」と容疑を認めている。

  私は、Z会を8年受講し続けて添削の内容をチェック、研究した。名古屋の大規模校で生徒アンケートをしたら、40人中2番人気だった。だから、ヒントの与え方には自信があった。
  しかし、それでも平均点以下の生徒には直接会って指導しないとムリだと分かった。もっとハッキリ書くと、当塾のコンピューターによる順位や偏差値のデータも、膨大な独自プリントも、平均点以下の生徒には役に立たない。
  学校も、塾も、予備校も、授業というものは生徒が主役だ。講師と教材と設備ばかりに注意が向くが、生徒の質が一定以上でないと良い授業が成立しない。しかし、学校も、受験産業も、生徒がお客様扱いで「きみが反省しろ!」と言えない。
  どうして、京都大学が評価されるのか。設備や教授の質ではない。生徒の質が高いのだ。ビビって、本当のことを言わないから日本の学校も塾もどんどんレベルが落ちていく。
  アスリートになりたい子は猛練習をする。知的な仕事に就きたい子が猛勉強をするのは当たり前。そういう熱意が持てない子は、知的な仕事などめざすべきではない。いいかげんな人が医者になったら、患者が死んでしまう。
  モンスターペアレントなど蹴散らす強い教師、教育委員会、文科大臣が求められる。金儲けのために、ウソを付き続ける塾講師など要らない。