こんにちは 参議院議員高木かおりです。
大阪府摂津市で起きた3歳の男の子が虐待の末死亡した事件が起きました。
児童虐待事件が起きるたびにいたたまれない悔しい思いになります。
数々の児童虐待事件が報道されるたびに思うことは、
「どうして小さな命を周りの大人たちが助けてあげられなかったんだろう。」
大阪府では、児童虐待の疑いも含む通告の全てを、見逃しの防止の観点から、警察に情報を提供するとされており、「大坂モデル」とも言われるシステムが立ち上がっていました。
しかし、今回の件で虐待の疑いの前兆があり、周りの大人も異変に気付いていて行政に通報されていたにも関わらず、行政から警察には情報共有は行われていなかったそうです。
助けることができたかもしれないと思うと余計に悔しい思いです。
ただ、行政の立場としてたくさんある虐待通報を一つ一つ丁寧に扱えない現状があるのかもしれません。
そうであるならば虐待を未然に防ぎ、少しでも虐待を減らしていくためにも、専門的な知識を持った人材育成と的確な判断ができるように常日頃から緊急事態を想定した事例研究を共有していくことしかないと思います。
子どもたちの命を守るのは我々大人の役目。
自分では通報することができない子どもたちの声を漏れなく丁寧に聞ける仕組みをより徹底するべきです。