参議院議員の高木かおりです。

 

コロナ禍で発表された2020年の出生数は、速報値で約87万2700人。

 

今年はさらに悪化しそうで、80万人を割るのではないかと言われていますゲッソリ

 

コロナの感染が不安で、妊娠や出産のタイミングを遅らせた方も多かったのではないでしょうか…。

 

私事ではありますが、はるか昔自分が30代だった頃、子どもを産むか産まないか結構悩んだ時期があります。

 

その当時は今で言う「ワンオペ育児」でしたし、子どもを産むと、これから気が遠くなるような教育費が家計にのしかかってくるわけです。

 

お金がないなら、公立に行けばいいと思っても、結局塾代がかかるんですよ。

 

国語・数学・英語・理科・社会と5教科全ての教科を塾で受講し、夏期講習や冬季講習まで受けると、受講費はかなり家計を圧迫します。

 

そして、年子だったりすると本当に厳しいと思います。

 

初めての参議院選で訴えた「教育費の無償化」は本当に重要な政策だと思っています。

 

要するに、今の日本で子育てすると、とてもお金がかかるということです。

 

今回の子ども子育て関連改正審議で法案は可決されてしまいましたが、私は児童手当(特例給付の一部の方々ですが)が廃止されるのは反対です。

 

対象になる子供の数は61万人。浮いた370億円で待機児童の受け皿整備をするとのことです。

 

子育て予算を増やさずに、児童手当をカットして待機児童の受け皿を作るという付け替えをしているだけなんですよね。

 

これでは「子どもをもう1人産もうかな」とはなりません。

 

今の子育て世代において、コロナ禍で雇用も不安定、この先が見えない不安、子どもたちにはつらい目に合わせたくない…そんな気持ちが入り混じっているのではないでしょうか。

 

少子化を国難とするならば、産みたい人が安心して子どもを産み育てることができる制度を早急に進めなくてはいけません。

 

子育て世代の1人として引き続き政府に対して訴えていきます