景気のいい話で、誠に羨ましく思う反面、怒りをあらわにし、金額不服で保留する者もいる。
人の懐に興味は無いのだが、戦士をどの様に動かすか、と言う意味で面白い話がある。
この2人の武将は、言うまでもない、関ヶ原の戦いを演じた両雄である！
石田三成は、実直で誠実、正義を心に訴えかけ挙兵する人。
徳川家康は、政治的な戦略を持っていた人で、それにより兵力を増やしていった人。
二人の戦いは、世界的に見ても類を見ないほど、大掛かりなもので、しかし、これほどあっけなく短時間で終わった戦いもない！
何故、徳川家康率いる東軍が勝てたのか？
先にも書いたが、政治的な戦略とはなんだったかと言うと、味方に付く各地の将軍に対し、領土を与えたり、國を与えたりするものだった。
それにより、小早川、毛利など、初めは石田三成の率いる西軍だったが、寝返り徳川家康に加担したのだった。
徳川家康は、その将軍の利は何か？
と言うのを、良く心得ていたのが、勝を収める結果に繋がったとも言える。
この事から考えると、選手の利は何か？
年俸である事は間違いない。
スムーズな、契約が成立すれば、その選手は来季に向けて気持ち良くプレーが出来る。
しかし、こじれてしまうと、気持ち良くプレーは出来ず、球団に対し不信感が湧いてくる。
戦国武将の様な、寝返りは無いにしても、選手を気持ち良く戦わせるのは、大切な事だと感じる。
これから、大物達が契約更改に登場してくるが、先ほど書いた視点で見ると、来季のチーム状態が分かってきそうな感じがする！