ザックJAPAN! | 高木豊オフィシャルブログ「感動の裏には努力が存在する!」Powered by Ameba

高木豊オフィシャルブログ「感動の裏には努力が存在する!」Powered by Ameba

高木豊オフィシャルブログ「感動の裏には努力が存在する!」Powered by Ameba

初戦を逆転負けで落とした瞬間、私は思い出した映画があった。

その映画は、永遠の0である!

{A154F951-555B-4E14-91A1-BA55B193A5EC:01}

四年間の思いを胸にピッチに送り出したイレブン。
試合開始から思うように体が動かず苦しんでいた。
上手く先制はしたが、見せ場はその瞬間だけだったように思う。
緊張からなのか?、気温、湿度などの影響か?
テレビを観ていても重たい雰囲気で時間だけが過ぎて行く。
こんなはずでは無かった!
もっと力はあるはずだ。
苦しみの中、後半20分頃たて続けにゴールを決められてしまう。

ドログバと言う圧倒的な存在感のある選手を、残り30分のところで投入してきた事も日本にとっては驚異と感じたのだろう。

今回の先発メンバーは海外で活躍する人達が主で、経験、実績とも申し分ない。

しかしその経験が邪魔をしたのではないかと感じた。
ドログバの怖さ、身体能力の凄さ、相手を知れば知るほど慎重になってしまうのは人間の心理だ。

それにシステム、ゲームでのルール、時間帯においてのプランなども感じることは出来なかった!
勿論決めてあったと思うが、それが出せなかったのだろう。

日本のサッカーのスタイル、闘い方は?
と聞かれたら皆は何と答えるだろう?
強豪国はスタイルを確立させ、歴史的な重みを感じる。

日本はどう闘うのか?
昔、特攻で命を落として行った若者達の戦争映画が、永遠の0だ!
大国に迎え撃つ手段として身を投げた。
戦争というものがこういうことまでさせ、二度と起きてはいけないことだ。
映画では、この壮絶な時代を生きた者の精神を改めて知る。

日本の闘う精神はここが原点のような感じがする。
サッカーの歴史も浅く、強豪国でもない!
だから気持の部分を大切にしなくてはいけない!
気持が無かったとは言わないが、スタイルの確立はその後でも遅くはない。
究極の闘いは気持が優先される!

ザックは四年間という長きに渡りチームを見てきた。
選手達に思い入れもあるだろうが、経験や実績にとらわれず、先ずは状態の良い、心技体が揃ってる選手でスタートしてみてはどうだろうか?

一人の人間のプライドを守るより、日本チームのプライド、サポーターの気持をザックには守って欲しい!


サッカーは素人で偉そうに書いてしまったが、私もオリンピックにコーチとして経験している。
その時は、銅メダルだったが負けた悔いが今でも残っている。
国際試合の難しさ、プレッシャーは今でも忘れられない。
サッカー日本代表には期待も応援もしている。
古臭い精神論的な事を書いてしまったが、日本人の誇り、日本サッカーの威信をかけて前進あるのみ、で闘って欲しい!

頑張れ日本!